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主に広島県で蝶の撮影をしています

異種との遭遇 どちらが、どちらを追うのか?

20170514-3786

 アオバセセリの占有飛翔の撮影を行っていました。
http://benisijimi.blog36.fc2.com/blog-entry-629.html
密かに狙っていたのは、アオバセセリ同士の追飛です。

 視界の片隅に、一瞬、他者が侵入しました。
勿論、二頭の絡みが起こりました。(画面中央より右側、二頭が写っています)
当初は、アオバセセリ同士の絡みが撮れたかも、と思っていましたが、撮影画像を確認すると、意外な種との追飛が撮れていました。

(写真はクリックで拡大されます。大画面でおもいっきりブラウザーを広げていなければ、もう一回クリックで更に拡大されます。ノイズ、ピント、ブレなどの諸問題も拡大されますが、雰囲気などは分かりやすいです。)




 二頭のアップが下の画像です。
アオバセセリの占有域に侵入してきたのは、ミヤマセセリでした。
これは、想定外でした。
この写真を撮影した場所(アオバセセリの占有空間)は、たしかに、ミヤマセセリの占有域と接している、ともいえる場所です。
4月に、この空間(アオバセセリの占有空間、林間にほどよく空いた空間)に接する登山道にて、ミヤマセセリが占有行動をとります。
今春も、その行動を確認しています。
ただし、当日(5月14日)は、ミヤマセセリは見かけていませんでした(見逃していたかも)。
もう、ミヤマセセリは活動が収束していると考えていたのですが、意外な闖入者でした。
そもそも、この二種の占有空間は上下的(高度)にも、ズレているハズなのですが(私はそう思っている)、意外な絡みが撮れました。

20170514-3786-2
2017/05/14 16:03:24.10

 下の写真、1/10秒後です。
秒10コマ程度にて連写しています。
わずか0.1秒で、画面上ではこれだけ移動しています。
ほんの僅かの時間差で、撮れるか、撮れないかが左右されてしまいます。
20170514-3787-1
2017/05/14 16:03:24.20

 ミヤマセセリが、アオバセセリを追っています。
20170514-3788
2017/05/14 16:03:24.30

 おいおい、ここで占有飛翔していたのは、アオバセセリだよね?
どうして、アオバセセリが追われて、侵入者のミヤマセセリが追うの?
20170514-3789-1
2017/05/14 16:03:24.40

 さて、下の写真。これは、上の写真を、反時計回りに90度回転させ、蝶のいる部分を拡大したものです。
対角線魚眼レンズにて撮影していますので、こうした方が、空間の上下関係(天地)がわかりやすいと思います。
画像が不鮮明ですが、この後、以下の如く、ミヤマセセリ(赤丸)が、アオバセセリ(緑丸)を追っていきました。

20170514-3789
20170514-3790
20170514-3791
 ここから先の画像はありません。
カメラの射程、および私の視力の限界を離れていきましたので。
登山道から離れる方向、林の奥の方に向かって、二頭が飛んで行きました。
わずか0.5秒程度の出来事です。
絡みの初期、回転飛翔(もどき)が撮れなかったのが心残りです。

 占有飛翔しているアオバセセリが、たまたまその占有域の端、登山道に接する部分に飛翔してきたとき、登山道の低層にて占有活動していたミヤマセセリの視界に入り、ミヤマセセリがスクランブルしてきたのかもしれません。
この0.5秒の間に飛んでいた空間は、アオバセセリの占有空間なんですけれども。


 さて、ココで質問。
暫くして、この空間に戻ってきたのは、さて、どちらでしょうか?

20170514-DSC_3793
2017/05/14 16:03:30.00
 アオバセセリです。
数秒後には戻ってきました。
但し、先ほどと同一個体かどうかは判りません。
もちろん、この空間で、この高さで、ミヤマセセリがテリはりするわけないので、順当な結果です。
 この後、登山道で、ミヤマセセリを確認すべし、と思ったのはこのエントリーを書いている今です。
抜かりました。 

 そして、もう一つの大きな疑問。
なぜ、アオバセセリが追われなければならなかったのでしょうか?
そもそも、ここで占有飛翔していたのはアオバセセリだよ?
彼は、この空間でさんざんテリはり飛翔していたのに、なんで追われなきゃいけないの?

 弊ブログの過去のエントリーを見て頂けるとおわかり頂けると思いますが、
異種が遭遇した場合、
例えば、
ヒオドシと、アカタテハ
ヒメアカタテハと、アカタテハ
アオバセセリと、アカタテハ
それぞれの二種の絡みの場合、どっちがどっちを追うようになるか、という答えは、写真にて供覧させて頂いています。
前者が、後者を追うようです。
但し、たまたまその写真を撮ったときに、そうだった、のかもしれませんので、今後、その写真を増やしていこうと考えているところです。また、その逆のパターンがあったら、是非撮影したいと思っています。後者が、前者を追っている写真をご存じの方は、お教え頂けると幸いです。たぶん、それは非常にレアなものだと思います。
例示した三つのパターンは、どれもアカタテハが絡んでいますが、アカタテハ、弱すぎ、なのでしょうか?
アカタテハが、ヒメアカタテハを追う写真に関しては、弊ブログでも掲載しています。
飛翔 その6 http://benisijimi.blog36.fc2.com/blog-entry-622.html
 今回、やっと、アカタテハが絡んでいない、異種の遭遇を撮影出来ました(勿論、偶然に、たまたま、意図せず、運良く撮れたわけですが)。
どっちがどっちを追っていたでしょうか?この逆の撮影写真があれば、是非お教え下さい。

 占有行動をより早く開始した方が、より遅く開始した方を追う、という原則、がもしあるのであれば、このような事になるのかもしれません。
また、この原則は、異種間同士のみならず、同種間同士の場合にも当てはまるのではないでしょうか?
ただ、お互いに、どっちがより早く占有にハイになったか、なんて、どの様に認識できるのだろうか?そこが問題です。
 絡みの初期におこる回転飛翔(もしくは回転飛翔もどき)、そこに問題を解く鍵があるのでは無いかと考えているのですが、どうなんでしょうか?

 回転飛翔(卍巴飛翔)は闘争である、という説も有りますが、違いますよね?
 また、追飛は、占有行動中のオスが、侵入個体をメスと誤認して追う、という説もありますが、例えば、今回の例を、その説で説明できるでしょうか?占有飛翔中のアオバセセリが、なぜあっけなく追われる役柄になっているのでしょうか?
絡みの初期に起こる回転飛翔で相手がメスではないと認識したから、さっさと逃げる役を買って出た?逃げる必要ないでしょ?追ったミヤマセセリは、アオバセセリより、雌雄の認識ができないお馬鹿さん?
繰り返しますが、さんざん占有飛翔をしていたアオバセセリが、あっけなく侵入者に追われている(但し、あっけなく戻ってきている。違う個体の可能性もありますが。)、そういう画像です。
なんで追われなきゃいけないの?占有している意味は何だ?と、このアオバセセリに聞きたい。

 この問題について、詳しい方がおられましたら、是非、お教え頂きたいと思っています。

 さて、ここで、たまたま弊ブログを閲覧されている あなたに質問です。
(ここまで読んでいるあなたは非常にレアな方ではないでしょうか?有難うございます。)
もし、ミヤマセセリと、ルリタテハが遭遇した場合、どっちがどっちを追うのでしょうか?
このパターンは、少なからず起こっていると思います。見たことないですか?

大きい方が、小さい方を追う?
強い方が、弱い方を追う?(蝶の強い、弱いって、どうやって決めるの?蝶に、そのような概念はないのでは?)
お馬鹿さんが、賢い方を追う?
どっちが先に、ハイになってる?

回答は、次回のエントリー(異種との遭遇 どちらが、どちらを追うのか?その2http://benisijimi.blog36.fc2.com/blog-entry-637.html)で、写真にて供覧いたします(但し、解像度などは非常に残念なレベルです)。
その二種の追飛の写真を、どこかでご覧になったことがあれば、是非、お教え下さい。
(私の写真と逆のパターンだったら面白いんだけれども。)


ご参考までに、
蝶の占有行動とは?http://benisijimi.blog36.fc2.com/blog-entry-418.html



2017/05/14 撮影
 アオバセセリ、ミヤマセセリ










  1. 2017/05/28(日) 21:17:24|
  2. 未分類
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