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主に広島県で蝶の撮影をしています

クロヒカゲモドキ 飛翔のダイナミズム その2

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(写真はクリックで拡大されます。大画面でおもいっきりブラウザーを広げていなければ、もう一回クリックで更に拡大されます。ノイズ、ピント、ブレなどの諸問題も拡大されますが、雰囲気などは分かりやすいです。)




 被写界深度の深い(と一般的には言われている)超広角レンズといえども、接近戦ともなれば、ピントの合う範囲は薄くなってしまいます。
厳密に言えば、紙一重のピント面、ですよね。その面に如何に眼を入れるようにするか?が勝負なのですが(眼が写っていない写真をだしておいてこういうことを言うのは気が引けますが)、これには蝶のスピードと、飛んで来る(行く)方向、シャッタータイムラグとの兼ね合いで、なかなかどんぴしゃと思ったようにはいきません。幸いにして、一見ピントが合っているように見える範囲がそれなりにあるので、少々ずれていても、ブログに載せる程度であれば、それなりに見える写真、となります(後日掲載しますが、一見ピントが合っている様に見えても、正に眼に合っていなければ、精気がなくなります)。
この写真は本当に運良くピント面に蝶が入ってくれました。少し角度がずれていれば眼が写っていたのに、とも思います。画竜点睛を欠く写真ではありますが、この角度でやっとここまで撮れた、と個人的には嬉しい写真なのです。翅を振り下ろし、尾端が跳ね上がり、全身で動きが表現されている一瞬を斜め後ろから撮りたい。蝶の飛翔の躍動感が最も感じられるのは、そのような飛び姿ではないかと私は思っています。(ちなみにこの写真は、翅を振り上げている途中でしょうか?それとも下げている途中でしょうか?)。右後翅の眼状紋が影に隠されてしまったのが残念です。ただ、この角度で、右側後翅裏面の眼状紋を下手にライティングすると、左後翅の眼状紋が透けてしまう恐れがあるので(それはそれで面白い写真となりますが)、痛し痒しです。いずれにせよライティングにさらなる工夫が必要です。この角度からのチャンス(を生かせるの)はそうそうは無いので、次のトライはいつになる事やら。
 暗いバックでは無く、空バックの位置に蝶が来た方がいいのではないか、とのご意見もあろうかとも思いますが、そうなるとたいていの場合はシャープさに欠ける写真となってしまいます。絵的にはいいかもしれません。環境光で感光した像が重なるので、動きを表現しようとすれば、その方がいいかもしれません。誤解されている方がいらっしゃるようですが、今回の写真では、蝶をストロボの閃光で止めています。ストロボは補助光ではなく、飛翔を止める為に使用しています。シャッタースピードで止めているわけではありません。
 ちなみに、今回の写真の様な状況で、例えば秒間10コマで連写したとしても、ピントが合っている写真は、一枚か、ゼロ枚です。カメラの時間軸で刻むコマと、蝶の移動と、ピント面が偶然に一致したときのみに、一枚の写真が得られます。蝶(の眼)がピント面に入った時にシャッターがたまたま開いていれば(たまたまストロボが発光していれば)、シャープな写真が得られます。秒間10コマであろうが、20コマであろうが、単射であろうが、結局の所、その一瞬、その一枚にしか価値が無いと言うことです。
 蝶の飛翔写真は偶然の産物であると言えると思います。
ワンチャンスで複数枚綺麗にピントが合っている、という事はありえません。
私の場合、連写にたよると、大抵はゼロ枚。ワンショットでものにしようと一発必中で試みる方が、当たる確率は高いように思います。一写入魂にかける方がシューティングの面白さがあるし、タイミングの獲得にはいいと思います。次につながると思いますし。

 本種の翅表、特に前翅の表面は、渋好みには受けるかもしれませんが、あんまりぱっとしない紋様ではあります。
飛翔写真を撮る場合、ここをそのまま撮るか(翅の質感を狙う。今回はこれです。)、透かして眼状紋を強調するか(薄っぺらい感じになるが、面白さ、奇抜さ、ある意味美しさが得られる。そのうちエントリーします。)で、まったく違った印象の写真となります。この写真では透かしていません。ビロードの質感を出したいと思っているのですが、うまくいったためしはありません。画素数の多いカメラで撮ってみると面白いのではないかとも思っています。どなたか、D810貸して頂けませんか?丁寧に使いますが(たぶん)、蜘蛛の巣や泥、汗が付着した状態でお返しする可能性もあります(お返しするときは多分きれいだと思いますが、撮影の過程において様々に汚れる可能性大)。もしかすると、ブヨやヤブ蚊の死骸が付着しているかもしれません。あちこちにテープを貼った痕が着いている可能性もあります。いままで問題が起こったことは有りませんが、ストロボ接点を一部シールして撮影しますので、絶対に故障させないという保証はありませんのでご了承下さい。

 蝶の飛び姿の撮影は、なかなか難しいです。


2015年7月 広島県にて撮影
クロヒカゲモドキ









  1. 2015/08/01(土) 23:57:54|
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