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主に広島県で蝶の撮影をしています

080911クロツバメシジミを求めて

 朝夕はだんだん気温が下がってきた。でも昼間はまだまだ暑い。避暑を兼ねて、海に行ってみよう、ということで、クロツバメシジミを見つけにいった。
 高速道路にのって、プチ遠征である。残念ながら、東広島市ではない。クロツバメシジミがいる、という話は聞いたことがあるが、私自身は蝶探索にいったことがない島を選んだ。
 海岸沿いに車を走らせ、ここぞと思うところで、海岸に降り、食草を探してみようという計画である。崖を見つければいいのだ。
 という非常に楽観的な考えでいったのであるが、いざ島に着いて、ちょっと不安になった。確かに遠くに崖はある。でも、そこまで歩いていくのが大変そうだ。道がない!道なき藪の中を延々と歩かなくてはいけないゾ。少し藪の中を歩いて、すぐあきらめた。
 というわけで、まず最初の物件はパス。あきらめるのが早い。
これではいけない。そこで、ちょっと考えた。まず、藪こぎ(といっても、ほとんど林みたいなもんですが)が一番少なくてすみそうな場所を見つけ、そこからとりあえず海まで降りる。そこから、波打ち際をつたって、ここぞと思う崖まで行けばいいのでは?海まで降りれば、海岸伝いに歩いて、島一週できるはず。(猿だったら。)
 どこから、藪に突入しようか?迷っていると、ウラギンシジミ、メスに遭遇。
ここから行きなさい、と女神がささやく。
uraginn080911

 というわけで、波打ち際まで、藪が薄いと思われるところを見つけ、いざ、藪(林)の中ヘ突入。蜘蛛の巣だとか、茨とか、そんなことかまっていられない。スパイク付きの長靴と、生地の厚いズボンと長袖シャツはこのためだ。運良く、波打ち際まで到達。クモさんが左肩に乗っかっていた。ゴメン、つきあわせてしまったネ。
 ゴツゴツした波打ち際を歩いていく。食草を探しながら。
kaigann

ちょっと不安になる。潮が満ちてきたら、帰れなくなるのでは?
そのときは、違うルートで帰るしかない。藪こぎが、かなり長くなっちゃうけど。
きょろきょろしながら、歩いていくと、まずは、イチモンジセセリと遭遇。
itimonnji080911
 綺麗な花で吸蜜しているので、もっとつきあいたかったが、すぐに前進する。潮が満ちてくるのが不安だから、早めに当初の目的を達成しなければならない。イチモンジセセリなどにかまっていられないのだ。
 海、空が美しい。風景写真でも撮りたい雰囲気であるが、ひたすら、崖と、にらめっこしながら、前進する。
 あった、ツメレンゲ。
gake1-080911
目をこらすが、蝶は全く飛んでいない。登ってみればいいかもしれないが、とてもじゃないが、この崖は登れない。無理。下から、ひたすら崖とにらめっこ。しばらくにらめっこしていたが、なーんにも動かないので、場所をかえる。また前進。
今度は、登れそうな崖発見。ちょっと登ってみる。
gake2-080911
ツメレンゲを眺めながら、登れるとこまでいってみよう。
ツメレンゲの赤が美しい。これを被写体に写真を撮ったらおもしろいとも思ったが、今はその場合ではない。潮が満ちてくるまでに、目的の写真を撮らないといけないのだ。

iwarennge080911

蝶は飛ばないかな、食痕はないかな?と探し回っていると、それらしきツメレンゲ発見。ここにクロツバメシジミがいる可能性が高まった。胸の鼓動も高まってくる。
shokkonn080911
かなり前に、下関産のクロツバメシジミを、イワレンゲで飼育したことがあったが(あの時も、崖が大変だった。)、確かこんな感じだった。ウン、絶対にここにクロツバメシジミはいるぞ。

 向こうの方で、何かが飛んだ!
クロツっぽい。登りかけた崖を一旦降り、ちらちら飛んでいたところめがけて、少し崖を登っていく。どうにか行けた。写真を撮る。ほんとは、この角度ではなく、横から撮りたかったのであるが、これしか撮れない。身体を動かすと、滑って落ちちゃうかもしれないから。
uekara

次のチャンス到来。

dounika

数は少ないが、時々、クロツバメシジミが崖を飛ぶ。行けそうなところであれば、崖を登り、写真を撮る。

kurotu3-080911

 クロツが下まで降りたようだ。私も降りていく。
ラッキー。花で吸密。
ゴツゴツした岩の向こうに、少しだけど海が写っている。やっと、落ちる心配をせずに、写真を撮れた。

kyuumitu1080911

kyuumitu2080911

この花から10メートル足らずのところに、潮だまりがあった。
クロツバメシジミの写真が撮れて、ゆとりが出てきたので、ちょっと覗いてみた。
綺麗な魚。
haze080911
ラーメンの麺みたいなのも、クネクネ動いていました。あれは何?
近くには、カメノテがあちこちに着いている。
kamenote080911
クロツバメシジミが、これにとまって、吸汁してくれれば、願ってもないシーンなんだけど。

 海の中を覗いてみる。これは、ふぐ?
fugu080911
 蝶の写真を撮りに行って、ふぐの写真がおまけで撮れるなんて、これはクロツバメシジミくらいのもんでしょう。

 さて、潮が満ちてくるまでに退散しましょう。
波打ち際の岩をつたって、海岸に降りてきたところに行く。
ん?
どこから降りてきたっけ?だいたいの位置まで来たのだが、はっきりしない。
というわけで、また藪こぎ。というか、海岸沿いの林の中を、ひたすら、上にある道路に向かって進んでいく。蜘蛛とお友達になりながら。
 途中、コノマチョウ(たぶん)に出会うも、光量不足で、写真ぶれぶれ。
どうにか道路まで上がれ、ほっとする。無事帰れた。
疲れがどっと出た。





















  1. 2008/09/11(木) 23:14:40|
  2. 未分類
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:4
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コメント

初めてのところで成果をあげるのはすばらしいですね。私は、海クロツは見たことがありません。
表の青紋が発達している個体がいるそうなので、一度お目にかかりたいです。

潮溜まりのラーメンみたいなもの、もしかしたらアメフラシの卵かもしれませんね。
  1. 2008/09/12(金) 00:26:07 |
  2. URL |
  3. mii #fQ14xMsw
  4. [ 編集]

うーむ、うーむ・・・・
蝶探索というのはこういうことなのですね。

初めての場所で成果があるというのは、やはり、それまでの積み上げた経験がものをいっているのですねえ・・・。

うーむ、うーむ。
  1. 2008/09/12(金) 09:59:17 |
  2. URL |
  3. mag #Ggx0T.V.
  4. [ 編集]

こんばんは、miiさん

アメフラシ?そういえば、そういう生き物もいたような。
クロツの表をじっくり写真で撮る機会は、今回ありませんでした。次に期待します。
  1. 2008/09/14(日) 23:50:31 |
  2. URL |
  3. べにしじみこむ #-
  4. [ 編集]

こんばんは、magさん。

具体的なポイントは知りませんでしたが、その島でクロツを産するという話は聞いていましたので、2~3回通えばそのうち会えるだろうと思っていました。運良く一回目で会えたのでラッキーでした。
 いそうな海岸沿いは、ほとんどが、既に誰かに探索され、発見されていると思います。
 今回の私の撮影行は、探索行というよりは、かつて誰かが見つけたところに、また次の誰かが行った、ということだと思います。クロツの場合、食草が生えている場所が、ある意味、単純ですから。ちょっとした探索気分を味わえます。
 そういう意味では、東広島でメスアカミドリシジミを見つけたり、新しいヒロオビのポイントを見つけることの方が、よほど難しく、価値あることと思います。

  1. 2008/09/15(月) 00:17:03 |
  2. URL |
  3. べにしじみこむ #-
  4. [ 編集]

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