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主に広島県で蝶の撮影をしています

草むらの戦闘機(ファイター)

FIGHTER-1

 細長い華奢な身体で 翅を小刻みに動かし、草むらを縫うように低空飛行。
その姿形、飛翔様式からは、繊細さ、弱々しさ、脆弱な印象を受ける。

ところが、どっこい、彼らはファイターなのであった。

2年前の記事、110508 草むらのファイター 
http://benisijimi.blog36.fc2.com/blog-entry-130.html

と同じ出だしです。





 冒頭の写真が、空中衝突であるのか、それとも単なるニアミスなのか?
なかなか判別の難しいところであろう。

 空中衝突の決定的瞬間で、なおかつ、はっきりとそれと判るような写真を撮りたいと狙っているのであるが、なかなかうまくいかない。そもそも、空中衝突自体が、頻繁にあるわけではないし、お、ぶつかった、写ったかな?と思っても、わずかの差で写っていなかったり。0.1秒の差が恨めしいのである。

 さて、戦闘機(fighter)は、基本的には衝突はしない。そもそも衝突するのが目的ではないからだ。ごく例外として、かつての零戦が敵艦船に意図的に衝突しようと目論んでいたことがあったが。

 中学時代に面白い先生に出会った。
年配の方であったが、彼は神風の生き残りであると噂されていた。本当かどうかは私は知らない。
ただ、雰囲気はまさに大日本帝国海軍、といった感があった。
彼は理科の先生であったが、授業はたびたび脱線した。
 そのうちの一つ、グラマンと、零戦の違い。
零戦は非常に優れた戦闘機で、小回りが効くのが良かった。グラマンに背後をとられても、くるりと上昇旋回、宙返りをして、あっという間に敵の後ろに位置することが可能であった、と。
では、零戦は、対グラマンにおいて、完璧な戦闘機であったかというと、実は問題があった。急旋回して相手の背後に位置するのは得意であったのだが、いかんせん、グラマンは速かったので、くるりと旋回して背後をとったとしても、敵はずっと向こうに進んでいるので、射撃しても追っつかない。
 というような事を延々と教えていただいたのである。
つまり、慣性の法則、重量と小回りの関係、等、物理である。

 さてここで、零戦をギンイチモンジセセリ、グラマンを例えばアオバセセリ、とすると分かりやすいであろう。
アオバセセリは圧倒的に速いので、ギンイチの背後をとるのは簡単であろう。
ただ、ギンイチからしてみれば、仮に背後に来られたとしても、急激な方向転換が出来るので、くるっと上昇、回転ができる。その間に後ろから進んできたアオバセセリは急な方向転換にはついて行けないので、前に進むのみ。結果、ギンイチがアオバの背後に回ることが出来る。でも、ギンイチがアオバの後ろで体勢を立て直した時には、アオバは遥か前方に行ってしまっている。

 ギンイチモンジセセリとアオバセセリの決定的な違いは、その体格である。ひょろりん、に対して、どてっ。
当然、体重は違う。もちろん、翅の形態にも違いがうかがえる。
急な方向転換を必要とされる草むらの中を飛翔するのか、それとも、もっと大きな空間を敏速に飛翔する必要があるのか。環境に応じた体型をしているといえるのだろうか。あるいは、体型に応じた環境を選んでいる、のかもしれない。

 零戦同士の衝突と、グラマン同士の衝突とでは、どちらが衝撃が大きいだろうか。
衝突エネルギーは速度と重さに依存するのであるから、当然、グラマン、すなわちアオバのほうが圧倒的に衝突時の衝撃が大きいだろう。アオバセセリの空中衝突は考えられない。それが起こると、おそらく彼らはその衝撃故に障害を負うことになるからである。では、ギンイチモンジセセリではどうか?何の障害も起こらない。何処も怪我をしないのである、彼らは。体当たりしても。それについては、
2年前の記事、110508 草むらのファイター 
http://benisijimi.blog36.fc2.com/blog-entry-130.html

にリンクしてある動画を見ていただけるとおわかり頂けると思う。

 二頭が絡んだときの表情をみると、彼らがファイターであることが理解できる。
むしろ、アタッカーと言ってもいいのかもしれない。

 本当に意図的にぶち当たっているのか?アタックしているのか?
興味あるところである。

FIGHTER-2

FIGHTER-3

FIGHTER-4

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FIGHTER-6

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FIGHTER-8

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 広島県にて撮影 ギンイチモンジセセリ











  1. 2013/05/16(木) 23:32:39|
  2. 未分類
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  4. | コメント:0
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