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主に広島県で蝶の撮影をしています

卍巴飛翔の撮影

HISAMATU2016MANNJI-7


 カメラの進歩はとどまるところを知りません。

 二十数年前、私が蝶の写真を撮りだした頃、真っ昼間に花に留まった蝶、そんな単純なシーンでも、難しいものがありました。へたっぴだから、という事もありますが、機材の限界という、どうしようもない大きな壁がありました。
ピントが合っていない、露出もちょっと、手ぶれしまくり、といった写真を量産していました。
(今もそうだと言ってしまえばそうなんですが)

HISAMATU2016MANNJI-8

 このたびオリンパスから、新しいフラッグシップ機の発表がありました(2016/09/20)。
OLYMPUS OM-D E-M1 MarkII (仕様はこちら)
 従来機より基礎体力が大幅にアップしています。
でも、蝶の飛翔を撮るには、まだまだ不十分だと思った方は多いのではないでしょうか?

HISAMATU2016MANNJI-6

 従来比約3.5倍の高速画像処理速度、AF追従でRAWで18コマ/秒の連写を行うことができる、AFを使用しない場合はフル解像度でRAWで最高約60コマ/秒とのこと。これは凄いですね。ただし、メカシャッターでは10コマ/秒とのこと。最高速で撮る場合は、電子シャッターとなるようで(当たり前ですが)、歪みが気になるところです。フォーカルプレーンシャッターでは現状、10〜14秒程度が最高速になるのでしょうか?二大メーカーのフラッグシップ機で、その程度(といっても凄いですが)の連写です。メカシャッターで30枚/秒は、技術的に無理なんでしょうか?フルサイズでミラーをぱたぱた動かすのには、秒間10コマ程度が限界、なのかもしれません。

HISAMATU2016MANNJI-5

 現状で、卍巴飛翔の撮影の為に進化して欲しい、カメラのスペックには、私的には4つあります。
今現在、多くのカメラが(おそらくすべてのカメラが)備えていないスペックです。
この四つがクリア出来れば、卍巴飛翔の撮影は、楽ちんなんですけどね。
この四つの条件を満たしているカメラがあれば、是非教えて下さい。

HISAMATU2016MANNJI-4

それなりの長時間、最高速で連写が出来る事
そのすべての連写において、ストロボ発光が可能な事、これはストロボの問題
(できれば、オートフォーカスで追従してほしい)
(できれば、露出もオートで、ストロボ込みで)
 ()で囲ったところは、たぶん、しばらくは無理、もしくは私の目が黒いうちは無理、ではないかと思っている部分です。

 私は、すべてのカメラを使ったことがあるわけでは無いので、断定は出来ませんが、おそらくフラッグシップモデルでも難しいのではないかと思います。D5や、EOS-1D X Mark IIでも無理ではないでしょうか(使ったことがないので判りません。推測です)?D4とSB 910の組み合わせでは無理です。

HISAMATU2016MANNJI-2

 目の前で卍巴飛翔が始まった。
バックは暗い森。最高速で連写開始(30枚/秒有れば御の字)。
勿論、卍の移動につれて私も移動。高速で回転する小さな蝶をオートフォーカスで追従。
途中、空を背景に連写(この時AEが必要)、卍巴飛翔が1分継続された(その間、シャッターボタンは押したままです。巨大なバッファメモリが必要)。

 このような状況に対応できるカメラ(とストロボ)が欲しいです。
現状では、1分卍巴飛翔が継続されたとしても、そのすべてで連写は無理だと思います。
新製品OLYMPUS OM-D E-M1 MarkII では、連写枚数制限99枚、とのこと。おいおい、最高速なら2秒足らずで終わりじゃないですか?メカシャッターの最高速でも約10秒で終わり。その後どーするの?何秒後に復帰できるのでしょうか?バッファ足りなさすぎです、卍巴飛翔撮るには。
新しいストロボの追随はどうなんでしょうか?二秒でオーバーヒートしたらがっかりです。

HISAMATU2016MANNJI-1

 カメラのバッファメモリが足りなくなる、ストロボがオーバーヒート、ということで、シャッターボタンを押しているのにシャッターが切れない、そういう状況を経験された方がいらっしゃるのではないでしょうか?
今まで何度も経験しました。
 目の前で、くるくる回ってくれているのに、動かないカメラを抱えている。
滅多にないチャンスを前にして、これはあまりにも空しいですね。

HISAMATU2016MANNJI-3

 この卍巴飛翔撮影の時も、残念ながら、シャッターボタンを押しているのにシャッターが切れない、という理不尽な時間がありました。
でもまあ、ピントと露出に問題がある圧倒的な枚数の中に、ある程度見られるものがあったので、良かったです。

拝謁の栄に浴せただけでも、良しとすべきでしょう。

2016年 夏
















  1. 2016/09/22(木) 19:01:14|
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青と緑の逆転

20160710-P7100152-Edit

(写真はクリックで拡大されます。大画面でおもいっきりブラウザーを広げていなければ、もう一回クリックで更に拡大されます。ノイズ、ピント、ブレなどの諸問題も拡大されますが、雰囲気などは分かりやすいです。)




 前回のエントリーとホンの僅かの時間差の写真です。
右翅が青基調、左翅が緑基調となっています。
前回は逆でしたね。
少しの翅の角度で、色合い、輝きが変わってくるのもゼフィルスの魅力でしょうか。

 本種のもう一つの魅力として、尾状突起の表情が上げられると思います。
本種は尾状突起が長めなので、その表情が豊かです。
この写真では、左右の尾状突起で輪っかを造っています。

 様々な方のお話しでは、今年は全般的にゼフィルスが不調とのことでした。
私は主に本種を最優先で追っていたので、他種の動向はわかりかねますが、本種に関しては、例年より当たり年でした。
といっても、基本的に、出会える個体数は圧倒的に少ないですが。
ということは、来年は不作でしょうか?

ご参考までに
青か 緑か(http://benisijimi.blog36.fc2.com/blog-entry-469.html)


2016年 夏










  1. 2016/09/20(火) 10:37:08|
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180度以上に

20160710-P7100163-Edit

(写真はクリックで拡大されます。大画面でおもいっきりブラウザーを広げていなければ、もう一回クリックで更に拡大されます。ノイズ、ピント、ブレなどの諸問題も拡大されますが、雰囲気などは分かりやすいです。)




 飛び古した個体ですが、良いシーンに巡り会えました。
ゼフィルスの写真では、勿論、開翅で翅を輝かせるのが一つの目標ですが、180度以上に広げた状態で撮影出来る機会は少なめだと思います。ある種を除いては。
 本種で左右翅を違う色に輝かせる機会を窺っていたのですが、今年は運が良かったです。
ヒロオビミドリシジミのように四枚翅すべてを違う色合いにしてみようと企んだのですが、そこまでは無理でした。

 輝き系のゼフィルスの翅表撮影では、露出補正を如何にするかが一つの勘所と思われますが、この写真では-1.7EVとしています。勿論、人工光は使っていません。
かつてのフィルム撮影では考えられない事ですね。露出補正の結果がリアルタイムで見られるというのも、信じがたい事です。
機材の進化に感謝。


2016年 夏









  1. 2016/09/18(日) 09:38:04|
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クロヒカゲモドキ

 飛型が三角形になっていると、スピード感が感じられてなかなかよろしいと思うのですが、いかがでしょうか。
そのためには前翅頂が尖って写らないといけませんが、これは角度次第。
偶然に期待するしかないです。 

 今夏はオリンピックもあり、一流アスリート達の数々の躍動的な写真を拝見しましたが、例えば体操選手の写真であれば、つま先まで、あるいは指先まで、びしっと緊張感が出ている写真が、やはり迫力がありました。
蝶の飛び姿で言えば、前翅頂のキレ、あるいは尾端が反りあがっていると、迫力がでるように思います。
 体操競技のように、動き回るところ、フィニッシュの場所、が決まっていれば蝶の飛翔写真も簡単に撮影出来ると思いますが、彼らの動きは予測できず、時々ヒトをおちょくるような動きもしますので、なかなか手強い撮影対象です。

20160812-DSC_4776-Edit


 今夏は数個体の撮影が出来ましたが、本個体は後翅両側に特徴的な欠けがありましたので、個体識別が可能であったものです。右にも左にも欠けが有ると、個体識別が容易となります。
この個体は、他個体よりも遅れてテリはりを開始する特徴がありました。(テリはりを開始する時間、と言うのはだいたい決まっていますよね?)

 ゼフィルスでは種によって時間差で棲み分けをしていると言われていますが、同種内でも、もしかすると、時間をずらすことで、テリはりの空間をシェアしているのかも?と考えさせられた個体です。

 占有行動中に認められる、回転飛翔(卍巴飛翔)、追飛、等は、一見、闘争のように見えますが、その本質は、分配、あるいは共有するための戦略ではないか?と考えています。(現時点では、です。ただ、これでは説明できないこともある。)
メスと間違って追っている、とも言われていますが、例えば、本種のように明らかな(ヒトでも感じられるほどの強い)匂いを持ち(フェロモン)、しかもオスとメスで飛び方が違うような種が、誤認で回転飛翔をし、延々と追飛(追尾)をするでしょうか?そこまで彼らはお馬鹿さんなのでしょうか?
しかも途中で鬼ごっこの鬼と子が入れ替わることもありますが、誤認説でこれが説明できるでしょうか?

 この個体は、空色 3景(http://benisijimi.blog36.fc2.com/blog-entry-583.html)
の三枚の写真の真ん中の個体です。撮影日は違います。
また、三つ巴(http://benisijimi.blog36.fc2.com/blog-entry-581.html)
で、右上に登場している固体です。
 今シーズン、最も撮影枚数が多く、時間的にも長く付き合って頂いた個体です(まだシーズン終わってないけれども、たぶんそうなると思います)。
後ほど、数々の写真を供覧予定です。いつになる事やら?


2016年 夏   クロヒカゲモドキ 広島県にて撮影







  1. 2016/09/04(日) 22:26:08|
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