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主に広島県で蝶の撮影をしています

クロヒカゲモドキ 飛翔のダイナミズム その8 仄かなる開眼 

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 冒頭の一枚、僅かにピントが眼からはずれてしまいました。それを誤魔化すためにウオーターマーク入れています。
今期の最大の残念賞の一枚です。
ピンが眼に来ないと、精気のない写真となってしまいます。

 ところで、 右側に ほのかに 第四の眼状紋が出現しているのが おわかり頂けるでしょうか?

(写真はクリックで拡大されます。大画面でおもいっきりブラウザーを広げていなければ、もう一回クリックで更に拡大されます。ノイズ、ピント、ブレなどの諸問題も拡大されますが、雰囲気などは分かりやすいです。)




 今回提示した写真は二日間にわたるものですが、おそらく同一個体であると思われます。
本種は、 ” 眼 ” が魅力ですね。
眼状紋もですが、本当の” 眼 ” です。
射るような眼をしています。
 私が彼をカメラでシューティングしていますが、彼も、私を眼でシューティングしています。

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 下の写真、これなら判るかな?
右側に第四の眼状紋がうっすらと出ています。完全な眼状紋ではないですけど。
左側は、その気配は無いように思えます。肉眼的には。
 翅が 黄金色に輝いて 美しいです。

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 軽度の、片側の四つ眼(四ツ目)です。
私は今まで、オスの綺麗な四つ眼には出会ったことはありません。
今回遭遇した個体、この程度が限界です。広島では、これ以上は期待できないのでしょうか?
広島県で これ以上に明確な四つ眼が出現するポイントをご存じの方があれば、教えて頂けると とても嬉しいです。
 ちなみに、メスの四つ眼は、広島では結構な確率で出現すると思います。
 両側の前翅に明らかな四つ目の眼状紋が出現したオス、その個体を紅く燃えた空を背景に撮影したいと思っています。
それが撮れたら、クロヒカゲモドキの飛翔写真は卒業でしょうか?いつまで経っても、卒業できそうにない?

(ご参考までに ” 四つ眼を求めて ” http://benisijimi.blog36.fc2.com/blog-entry-156.html


2015年 夏 広島県にて撮影
クロヒカゲモドキ




















  1. 2015/08/24(月) 22:54:30|
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クロヒカゲモドキ 飛翔のダイナミズム その7 日没

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(写真はクリックで拡大されます。大画面でおもいっきりブラウザーを広げていなければ、もう一回クリックで更に拡大されます。ノイズ、ピント、ブレなどの諸問題も拡大されますが、雰囲気などは分かりやすいです。)




 暑さも峠を越え 秋の気配が感じられる 今日この頃。
今期初めて ここに撮影に来た時は ブヨが 沢山飛んでいましたが 今日は全くいません。
セミの鳴き声も 変わっています。
写真の彼も 翅には そこここに 破損が生じ だいぶくたびれています。
飛翔速度も落ちてきましたね。

 今日は不調で このショットのみ どうにかある程度 ピントがきました。(一枚も撮れない日も もちろん あります)
偶然に 翅の破損が目立たないショットになりました。
これが本日の最後のショットです。この後 彼は何処かに飛んでいき この縄張りには 帰ってきませんでした。
後で調べてみると 撮影時刻は ちょうど当地の日没の時刻でした。
実際は この写真ほどは 暗くはありませんが この後 あっという間に日が暮れていきました。

さて、彼の元気な姿にお目にかかれるのは、あと一週間くらい?かな。

2015/08/23 広島県にて撮影
クロヒカゲモドキ









  1. 2015/08/23(日) 23:49:06|
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クロヒカゲモドキ 飛翔のダイナミズム その6

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(写真はクリックで拡大されます。大画面でおもいっきりブラウザーを広げていなければ、もう一回クリックで更に拡大されます。ノイズ、ピント、ブレなどの諸問題も拡大されますが、雰囲気などは分かりやすいです。)




 この角度からの写真って、なかなか難しい。

見たことありますか?

 左右の翅がそれぞれ、1本の直線に写り、なおかつ胴体がただの丸に写っている、そういう写真が撮りたいのですが、それは運です。
もちろん、正面からの撮影でそのように写すのも、難しいと思います。
片側のみが直線に写った写真は今まで 撮影した経験はありますが、両側はまだありません。
撮れないことは無いと思っていますが(いや、撮れないかも。解剖学的に無理?)、かなりの偶然に期待するしかありません。

2015年 夏 広島県にて撮影
クロヒカゲモドキ











  1. 2015/08/11(火) 23:05:47|
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クロヒカゲモドキ 飛翔のダイナミズム その5 追飛 

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(写真はクリックで拡大されます。大画面でおもいっきりブラウザーを広げていなければ、もう一回クリックで更に拡大されます。ノイズ、ピント、ブレなどの諸問題も拡大されますが、雰囲気などは分かりやすいです。)




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 どの蝶であれ、追飛を見ていると、いつも疑問に思うこと。
追飛の終了はどのように決まるのでしょうか?

 そもそも、追われている個体は、なぜ、逃げなければならないのでしょうか?
追っている個体は、なぜ、追わなければならないのでしょうか?

 今まで追っていた個体が追われる立場になり、追われていた個体が追う立場になる、鬼と子が入れ替わることがあるようですが、なぜ、入れ替わるのでしょうか?何をきっかけとして、入れ替わるのでしょうか?
 蝶の占有行動とは?http://benisijimi.blog36.fc2.com/blog-entry-418.html


 α(アルファ)のテリトリー内に別個体(βとする)が侵入。
αがスクランブル発進し、βに接近。
すぐさま回転飛翔が始まる。
下降の螺旋が地面に近づき、物理的に(空間が無いから)それ以上、下降の回転飛翔が出来なくなったところで、追飛に移行。
林縁を猛スピードで追っかけあい。
ある所で、また回転飛翔が始まる(こともある。この二回目以降の回転飛翔が始まる場所は、必ずしもαのテリトリー内とは限らない、と思われます。)。
また追飛に移行(追飛が行われる範囲も、必ずしもαのテリトリー範囲内とは限らない、と思われます)。
その後、いつの間にかαのみが元の位置に戻ってくる。βは何処に行ったのでしょうか?
 というのが、基本的な流れであるようです。私はそのように理解しているのですが、もし間違っていたら、ご指摘頂ければ幸いです。

 いかんせん、スピードが速いこと、あちこち飛び回ることから、αとβの位置関係を、常に把握するのは(人の動体視力にせよ、カメラやビデオの機械を使うにせよ)、現状の私の能力では無理です。
ただ、この一連の彼らの飛翔の過程において、常にαがβを追っている訳ではなく、βがαを追っていることもあるのは、写真や動画で把握しています。
この鬼と子の入れ替わりが瞬間的に持続的に行われているのが、回転飛翔であるとも言えるかもしれません。
まあ、なんで回っているのか、なんで追いかけっこをしているのか、その理由は私には不明ですが、写真の被写体としては、追っかけがいのあるシーンです。
ワンシーズンに数えるほどしかチャンスはありませんけれども。

 私がいつも通っているポイントでは、私の感覚では、数年前に比べると、ここ最近は個体数が減少しているように思います。個体数が少なくなれば、回転飛翔や追飛に遭遇する機会が当然減少してきます。これ以上、数が減らないことを祈っております。
なお、このポイントで、他に蝶を目的として来られた方と出会ったことはなく(というより、人と遭遇する事はまず無い。)、採集圧が原因の減少では無いことは確かだと思っています。人の手入れが以前に比べると入らなくなった所なので、木々が高くなったり、下草が繁茂したりで、自然環境が変わってきたので、蝶の個体群の移動が起こっているのかもしれません。単なる個体群の減少、消滅傾向でなければいいのですが。


2015年 夏 広島県にて撮影
クロヒカゲモドキ 追飛(追尾)




  1. 2015/08/08(土) 22:42:32|
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クロヒカゲモドキ 飛翔のダイナミズム その4 回転飛翔

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クロヒカゲモドキの回転飛翔が始まった
なぜ、彼らは回るのか?

(写真はクリックで拡大されます。大画面でおもいっきりブラウザーを広げていなければ、もう一回クリックで更に拡大されます。ノイズ、ピント、ブレなどの諸問題も拡大されますが、雰囲気などは分かりやすいです。)





 写真を見て頂ければお分かり頂けると思いますが、彼らの回転飛翔は、ゼフィルスの卍巴飛翔とはメカニズムが違うように思います。
 必ず、下向きに回転していきます。下降の螺旋回転です。彼らの上向きの回転飛翔は見たことがありません。
なぜなんでしょうか?
クロヒカゲも下降ですよね。
ちなみに、クロヒカゲの回転飛翔の方が、はるかに撮影は困難だと思われます。

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 クロヒカゲモドキの回転飛翔は、以前、動画でも撮影していますので、ご参考までに。
 クロヒカゲモドキ100812 https://www.youtube.com/watch?v=AG4mSlg8QUg
 この動画には、実速の部分と、ハイスピードムービー(スーパースローモーション)の部分が有ります。
こんなにゆっくり飛翔していません。
下向きの螺旋回転である事がご理解頂けると思います。
このビデオでは、回転飛翔の開始から終了まで、捉えています。
なかなかそれを撮影するのは骨が折れます。偶然に期待するしかないと思います。

 なお、回転飛翔の終わりは、どのように決まるのでしょうか?
どっちの個体が勝ったとか、負けたとか、そういうことでは無く、単純に、それ以上、下降する空間が物理的に無くなったから、だと思われます。

 さて、ゼフィルスの場合はどうなんでしょうか?
ゼフィルスの卍巴飛翔は闘争である(αが、テリトリー内に入ってきた他個体を追い払う)、との考えが比較的支持されているようですが、さて、どうなんでしょうか?
ゼフィルスのいわゆる回転飛翔も、本当に綺麗な回転をしている、文字通り卍巴飛翔の場合もありますが、回転していないで、近傍を二頭が行ったり来たりしているだけ、もしくは片方が一方的にからんでいるような(そのように窺える)飛翔の場合もあるように思われます。
 いったい、どうなっているのでしょうか?
 ハヤシミドリシジミの卍巴飛翔 https://www.youtube.com/watch?v=yHqGsK5sgnY

 ちなみに、クロヒカゲモドキの回転飛翔が、地面すれすれまで到達して、それ以上、下降の螺旋回転が出来なくなったらどうなるかというと、それで終了かというと、さにあらず。
次のステージ、追飛に移行することが圧倒的に多いように思われます。

 回転飛翔と追飛は、一連のものだと思われます。
というわけで、次回は追飛(追尾)の写真を掲載予定です。



2015年 夏 広島県にて撮影
クロヒカゲモドキ 回転飛翔(卍巴飛翔)











  1. 2015/08/07(金) 23:49:05|
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クロヒカゲモドキ 飛翔のダイナミズム その3

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(写真はクリックで拡大されます。大画面でおもいっきりブラウザーを広げていなければ、もう一回クリックで更に拡大されます。ノイズ、ピント、ブレなどの諸問題も拡大されますが、雰囲気などは分かりやすいです。)





2015年 夏  広島県にて撮影 
クロヒカゲモドキ










  1. 2015/08/02(日) 22:52:10|
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クロヒカゲモドキ 飛翔のダイナミズム その2

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(写真はクリックで拡大されます。大画面でおもいっきりブラウザーを広げていなければ、もう一回クリックで更に拡大されます。ノイズ、ピント、ブレなどの諸問題も拡大されますが、雰囲気などは分かりやすいです。)




 被写界深度の深い(と一般的には言われている)超広角レンズといえども、接近戦ともなれば、ピントの合う範囲は薄くなってしまいます。
厳密に言えば、紙一重のピント面、ですよね。その面に如何に眼を入れるようにするか?が勝負なのですが(眼が写っていない写真をだしておいてこういうことを言うのは気が引けますが)、これには蝶のスピードと、飛んで来る(行く)方向、シャッタータイムラグとの兼ね合いで、なかなかどんぴしゃと思ったようにはいきません。幸いにして、一見ピントが合っているように見える範囲がそれなりにあるので、少々ずれていても、ブログに載せる程度であれば、それなりに見える写真、となります(後日掲載しますが、一見ピントが合っている様に見えても、正に眼に合っていなければ、精気がなくなります)。
この写真は本当に運良くピント面に蝶が入ってくれました。少し角度がずれていれば眼が写っていたのに、とも思います。画竜点睛を欠く写真ではありますが、この角度でやっとここまで撮れた、と個人的には嬉しい写真なのです。翅を振り下ろし、尾端が跳ね上がり、全身で動きが表現されている一瞬を斜め後ろから撮りたい。蝶の飛翔の躍動感が最も感じられるのは、そのような飛び姿ではないかと私は思っています。(ちなみにこの写真は、翅を振り上げている途中でしょうか?それとも下げている途中でしょうか?)。右後翅の眼状紋が影に隠されてしまったのが残念です。ただ、この角度で、右側後翅裏面の眼状紋を下手にライティングすると、左後翅の眼状紋が透けてしまう恐れがあるので(それはそれで面白い写真となりますが)、痛し痒しです。いずれにせよライティングにさらなる工夫が必要です。この角度からのチャンス(を生かせるの)はそうそうは無いので、次のトライはいつになる事やら。
 暗いバックでは無く、空バックの位置に蝶が来た方がいいのではないか、とのご意見もあろうかとも思いますが、そうなるとたいていの場合はシャープさに欠ける写真となってしまいます。絵的にはいいかもしれません。環境光で感光した像が重なるので、動きを表現しようとすれば、その方がいいかもしれません。誤解されている方がいらっしゃるようですが、今回の写真では、蝶をストロボの閃光で止めています。ストロボは補助光ではなく、飛翔を止める為に使用しています。シャッタースピードで止めているわけではありません。
 ちなみに、今回の写真の様な状況で、例えば秒間10コマで連写したとしても、ピントが合っている写真は、一枚か、ゼロ枚です。カメラの時間軸で刻むコマと、蝶の移動と、ピント面が偶然に一致したときのみに、一枚の写真が得られます。蝶(の眼)がピント面に入った時にシャッターがたまたま開いていれば(たまたまストロボが発光していれば)、シャープな写真が得られます。秒間10コマであろうが、20コマであろうが、単射であろうが、結局の所、その一瞬、その一枚にしか価値が無いと言うことです。
 蝶の飛翔写真は偶然の産物であると言えると思います。
ワンチャンスで複数枚綺麗にピントが合っている、という事はありえません。
私の場合、連写にたよると、大抵はゼロ枚。ワンショットでものにしようと一発必中で試みる方が、当たる確率は高いように思います。一写入魂にかける方がシューティングの面白さがあるし、タイミングの獲得にはいいと思います。次につながると思いますし。

 本種の翅表、特に前翅の表面は、渋好みには受けるかもしれませんが、あんまりぱっとしない紋様ではあります。
飛翔写真を撮る場合、ここをそのまま撮るか(翅の質感を狙う。今回はこれです。)、透かして眼状紋を強調するか(薄っぺらい感じになるが、面白さ、奇抜さ、ある意味美しさが得られる。そのうちエントリーします。)で、まったく違った印象の写真となります。この写真では透かしていません。ビロードの質感を出したいと思っているのですが、うまくいったためしはありません。画素数の多いカメラで撮ってみると面白いのではないかとも思っています。どなたか、D810貸して頂けませんか?丁寧に使いますが(たぶん)、蜘蛛の巣や泥、汗が付着した状態でお返しする可能性もあります(お返しするときは多分きれいだと思いますが、撮影の過程において様々に汚れる可能性大)。もしかすると、ブヨやヤブ蚊の死骸が付着しているかもしれません。あちこちにテープを貼った痕が着いている可能性もあります。いままで問題が起こったことは有りませんが、ストロボ接点を一部シールして撮影しますので、絶対に故障させないという保証はありませんのでご了承下さい。

 蝶の飛び姿の撮影は、なかなか難しいです。


2015年7月 広島県にて撮影
クロヒカゲモドキ









  1. 2015/08/01(土) 23:57:54|
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