べにしじみこむ の蝶ブログ へようこそ

主に広島県で蝶の撮影をしています

日没の頃

nitibotu-1.jpg

(写真はクリックで拡大されます。大画面でおもいっきりブラウザーを広げていなければ、もう一回クリックで更に拡大されます。ノイズ、ピント、ブレなどの諸問題も拡大されますが、雰囲気などは分かりやすいです。)
 
 撮影時刻を後から調べてみると、ちょうど、広島の日没時刻であった。
もちろん、まだ暗くはない。
ただ、ひたひたと迫ってくる夕闇を感じながらの撮影である。

 その時刻になると、運が良ければ東の空に太陽の面影が現れる。
東に浮かぶ雲に、その日最後の太陽の煌めきが投影されるのである。
もちろん、西空ほどの、あからさまな夕焼けにはならない。ほんの少し、一部の雲が赤く、ほどよく染まってくれることがある。
 二度と同じようにはならない。
雲は、刻々と形や赤みを変えていく。
ほんの僅かの時間に、僅かの領域で、雲が茜色になる。

 タイミング良く 彼が飛来するのを待つ。
その瞬間、シャッターを切る。
まさしく、シューティングの瞬間である。
この時ほど、シャッターを切った、と実感する瞬間はない。










  1. 2012/08/28(火) 21:01:15|
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会 遭 逢 

HISAMATSU2012-3

 今回も、本当に偶然であった。
ほんの少し視線がずれていれば、ほんの少し時間がずれていれば、彼女に遭えなかったのである。

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 会えそうで会えない。
ちょっとした行き違いで会えるチャンスを失ってしまう。
こんなことは、多分、人生において多いのではなかろうか?
 
 蝶を目的とした時にも同じことが言えそうだ。
ほんの少し視線をずらしていれば、ほんの少し時間がずれていれば、それに遭遇できたのに、ということが案外多いのではなかろうか。

 逢いたい、という願望があるのに逢えないのは、ドラマでは悲劇になってしまう。
蝶を目的のときは、逢う、というより、会う、であろうが、本種の場合は、遭う、という文字を私はあてたい。
私が本種と遭うのは、いつも偶然だから。そして、いずれは、逢う、という間柄にしたいのである。

 私が本種にであった回数は数える程であるが、いずれもまさに、遭う、であった。いずれも予期せず出くわしたのである。他種を目的とした蝶行で思いもかけず遭遇した、ということである。
そもそも私が本種を初めて撮影した時、それは未だに私が本種を100mmマクロの射程に捉えた唯一の時であるが、その時も他種を想定してファインダーを覗いていたのである。ヒロオビを想定していたのであるが、なんか違う、よく見たら、白帯がVではないか、おいおい、どうなってんだ?こんなところで出会うとは。びっくり仰天、でも嬉しすぎる、といった塩梅であった。本種と分かった瞬間、眼鏡が曇って来てファインダーが見づらくなったことを未だに憶えている。私が興奮して発した汗で。
 ただ、本種を目的とした蝶行では、いい目にあったことはない。完全に振られて、逢えなかった、ということである。この場合は、逢、という漢字をあてたい。

 今回も、本当に偶然であった。
ほんの少し視線がずれていれば、ほんの少し時間がずれていれば、彼女に遭えなかったのである。
向こうの方で一瞬、蝶が舞った。
なんだろう?
待望の彼女だった。

その登場はあまりにも唐突であった。その動きはあまりにも上品で、しかも足場が悪く近づけない所につんとして止まった。
僅かな撮影の時間を与えたあと、なんと、私の方にひらりと舞ってきた。すぐ足下の葉に止まるそぶりを見せ、私をじらした後、あっという間に樹上に、舞い上がっていった。高嶺の花となってしまった。

HISAMATSU2012-2

HISAMATSU2012-1

 極希少種、大珍品、数々の名誉ある美辞麗句を並べたてられた、往年の名蝶。
それが醸し出す気品には、やはり他種とは別格のものがあると思うのである。

 誇り高き彼女と、たまさかの逢瀬を楽しんだのであった。

2012年8月  ヒサマツミドリシジミ ♀


















  1. 2012/08/15(水) 12:43:41|
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クロヒカゲモドキ 2012

KUROMO2012-1
2012年8月 広島県にて撮影  クロヒカゲモドキ

(写真はクリックで拡大されます。大画面でおもいっきりブラウザーを広げていなければ、もう一回クリックで更に拡大されます。ノイズ、ピント、ブレなどの諸問題も拡大されますが、雰囲気などは分かりやすいです。)











  1. 2012/08/09(木) 23:59:44|
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120802 ISO6400の世界

RUMISU20120802-1

 かつて諦めていた写真が撮れるようになったのである。
カメラの進歩は凄まじい。

(写真はクリックで拡大されます。大画面でおもいっきりブラウザーを広げていなければ、もう一回クリックで更に拡大されます。ノイズ、ピント、ブレなどの諸問題も拡大されますが、雰囲気などは分かりやすいです。)





 ある時期、ある種を追っていた。
夏のある時期、ひたすら通ったのである。
ただ、遭遇する機会は多くはなく、思うようにはいかなかった。
だから、通った、ともいえる。
 当時の愛機、オリンパスOM4-Ti、90mmマクロ、そしてRDP(ASA100)。
この組み合わせで、私は本種を狙った。
そして導き出された結論。
その写真は撮れない。

 シャッターを切った回数自体、そんなに多くはないのであるが、これが当時の結論であった。
すべてが、ブレぶれであった。90mmマクロで、1/125より早いシャッターを切れたことは、ついぞ、一度も無かった。だめだろうな、と思いながら、半ば諦観してシャッターをきっていたのである。現像ができあがってきて、やっぱりだめか、と落胆するのであった。 ストロボを使えばいいだろ、とのご意見もあろうが、私がストロボを使うと、すべてが吹っ飛んでしまうのである。繊細な翅裏模様を持つ本種にストロボを当てて、その繊細さを表現できる自信が無い。そもそも、本種にストロボを当てること自体、憚れるのである。三脚をたてればいいだろ、とのご意見もあろうが、それは殆ど無理である。三脚をたてられるような所には降りてこない。持ち歩くのもめんどくさいし。


 夏の暑いとき、木陰でじっとしていても、汗がだらだらと湧き出てくるような、そのような暑い日に、それは降りてくると教わった。
避暑のために。
避暑であるから、流れの上に張り出している枝や、陰になっている葉っぱに止まるのであると教わった。
 木漏れ日が当たるようなところがいいのだ、とも、ある方に教わった。
確かに、下の写真の蝶は木漏れ日に当たっている。
わざわざ降りてきて、木漏れ日に当たらなくても良かろうに、避暑なら、もっと暗いとこがいいのでは?とも思うのであるが。ほんとに避暑なのかと疑う時もある。樹上の木陰のほうが涼しいのではないかとも思うのである。
彼らは、私たちをからかいに降りてくるのではないだろうか、と思うこともしばしばである。
 
RUMISU20120802-3

 ただ、写真を撮るに当たっては、木漏れ日に当たってくれる方がラッキーなのである。シャッター速度が稼げる。
でも、今回のように、翅の一部が日向、一部が日陰、になってくれると、またまた難しくなる。
いずれにせよ、本種の撮影条件は悪いのである。夏場は。
 晩秋、あるいは春になると、樹上から舞い降りてきて、翅を拡げて日光浴するという。当時、そういう状況があるのを私は知らなかった。なるほど、そういう条件なら、それなりの写真が撮れるかもしれない。
ただ、本種の撮影の醍醐味は、やはり翅裏の鱗模様をいかに美しく撮るか、ではなかろうか。
翅を拡げられてしまうと、これは無理である。
 と言うわけで、汗をぬぐいながら、夏の彼らを追うのである。
避暑に舞い降りた天使を、汗だくになりながら求めるのである。どっちが高等生物かわからない。

 最近のデジタルカメラは、ダイアル操作で瞬時に感度を変更できる。しかも、高感度でも、それなりに撮れるようになった。感度を思いっきり上げて、日陰の蝶を撮れるようになった。
 かつて諦めていた写真が撮れるようになったのである。
カメラの進歩は凄まじい。
 
 いまだに大切に防湿庫に入れてあるかつての愛機は、この状況をどのように見ているのだろうか?
今日撮った写真をみて、どう思うだろうか?
SHADOW ボタン、HILIGHT ボタン、そして、SPOT測光。光を操るカメラ、といわれていたのであるが。
本種の翅裏、一部に光が当たり、一部は陰になっている。まさにOM4-Tiの出番なのであるが。
でも、とれなかったのである。ASA100では。

 たしかに、ISO6400で、ある程度撮れた。しかもマルチパターン測光、機械任せの測光である。
 鱗模様の階調を、よりなだらかに、繊細な色を、より美しく。
ざらついた写真を眺めながら、まだまだハードルは高いなと思うのである。

RUMISU20120802-4

2012年8月2日 ルーミスシジミ












  1. 2012/08/02(木) 23:34:59|
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