べにしじみこむ の蝶ブログ へようこそ

主に広島県で蝶の撮影をしています

クロヒカゲモドキ2010



 昨年の夏に撮影したクロヒカゲモドキです。
ハイスピードムービーなので、スーパースローモーションです。

 空間を滑るように飛翔しているV字滑空の時、彼らが最も美しく見えるのではないかと思います。
肉眼で捕らえられれば、の話ですが。

 フルスクリーンモードでの鑑賞をお勧めいたします。画像は荒れますが、迫力が違うと思います。
画面右下の、矢印が四隅を向いているところを押すと、フルスクリーンになります。













  1. 2011/07/23(土) 23:39:19|
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卍巴飛翔は、なぜきらきら輝くのか?

kirameki

 そのきらめきは、なぜ?何のために?




 卍巴飛翔は、なぜ きらきら輝くのか?

以前、蝶友が一人つぶやいた。私に尋ねるように。
私自身はそれまで、ゼフィルスの卍巴飛翔がきらきら輝くという認識は無かったのである。
そういえば、そうだよな、と改めて気がついたのである。とにかく、くるくる回転していること自体に対して驚いていた頃であった。

 確かに、そのときの状況にもよるが、かなりきらきらと輝きながら回転する卍巴飛翔がある。
なぜ輝く?
いわゆる構造色に回答を持ってくるのは簡単であるが、それだけでは不十分である。たぶん。
そもそもゼフィルスはきらきらしているのだから、回転しながら飛翔すれば、きらきらするに決まってるだろ。
と、当時は回答したような記憶がある。
 
 なぜ、このような些細なことを記憶しているかというと、その私の回答に対し、彼はあきらかに納得しかねる顔をしていたからである。そして、私自身も、これでは回答になっていないのではないか?と思っていたからである。
お互いに、もやもやを抱えたまま二十年以上が経過してしまった。

 今まで、この疑問に対してまともな回答を自信を持ってできなかった。
今回やっと、それなりの自分なりの回答を得たのである。

 彼らの飛翔様式をハイスピードムービーで見ると納得。
回転中心に対して、身体を傾けながら回転しているのである。
(こうしているからこそ、回転出来る、ともいえるが。)
keisha(hayashi)

オートバイ乗りが、コーナリングするとき、身体を(バイクごと)倒すのと一緒である。
しかも、オートバイと違い、蝶にはリズムがある。2~3回羽ばたいて、少し滑空。が基本型。

身体を傾けているから、傾斜した翅裏が、傾いた太陽光線を反射しやすくなる。
卍巴飛翔の煌めきの大部分は、実は構造色ではなく、裏面での単純な反射である(と思われる)。
羽ばたいているから、翅表の構造色もきらめく。
翅表の青と翅裏での反射光のコンビネーションで輝きが増幅され、さらに美しく見えるのである。
それに加えて、その様子を驚嘆を持って眺めている人間の心が、輝きをさらに印象的なものとして記憶していく。

 卍巴飛翔の煌めきを科学的に解説すると多分こうなるのである。
T君、これでいいだろうか?二十数年前の宿題の回答のつもりである。

 また、何故、彼らの翅の裏面が、かような色彩をしているのかという別の問題も、理解できたのであった。
ゼフィルスの裏面は何色か?灰色?薄褐色?白銀色?
正解は、陽光に煌めく色。
身体を傾斜して卍巴飛翔する時に、太陽光を反射しやすい色彩。煌めきとして見えやすい色彩。

 神がゼフィルスを創るとき、その色彩を決めたのは、次の2点から。
表面での構造色の発色と、裏面での卍巴飛翔時の反射しやすい色彩。
この二点でゼフィルスの色彩が決まっているのである。

 クロミドリシジミの裏面が他のfavoniusに比べて黒っぽいのはなぜか?
これは今の考え方で回答できる。クロミドリシジミは、翅表での青の輝きを諦めているので(必要がない?)、いまさら裏面での反射も必要ないのである。(ほんとかよ。)
 また、chrysozephyrusやfavoniusでは、オスとメスでは、翅裏の色彩はどちらが白っぽいか?どちらがより光を反射しやすいか?答えは、卍巴飛翔をするオス、である。
ゼフィルスの雌雄で、翅裏の色彩の濃淡の違いがあるのがなぜなのか、疑問に思っていたのであるが、これで解った。(ほんとかよ。)
 
 とまあ、長々と戯れ言を吐いてしまったが、本題は、下のyoutubeへのリンク。
卍巴飛翔のハイスピードムービーである。600fps
今回、初めて、ハイスピードムービーで光の反射を意識した。やっと少しだけ、写真のレベルに近づいてきたか?


2011/07/14  広島県にて撮影 ハヤシミドリシジミ

 何も考えずに、ゆたっと観てください。常日頃の雑事を忘れます。

 どのような機序できらめくか、は解ったが、さて、次の難問、なぜきらめく必要があるのか?
そもそも、なぜ卍巴飛翔という、かくの如く不可思議で美しい行動があるのか、その疑問はまだ解決していない。
あれこれと考えるのも面白いものである。











  1. 2011/07/18(月) 23:36:59|
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110717 卍巴飛翔

110717-1

 ゼフィルスの卍巴飛翔をターゲットにした。
(すべての写真はクリックで拡大されます。拡大すると、写真の欠点も強調されますが、雰囲気も味わえる、かもしれません。)




 冒頭の写真、私自身の今期の最高傑作であると自己満足。
かつ、最も残念賞である。
卍巴飛翔でこういうのが撮りたい、と思っていた。
ただ、非常に残念な事に、主役の一部がフレームから出てしまった。しかももう一方の主役が、山の端のラインで見事に切られている。写真としては没かもしれないが、彼らの動きを捕らえることが出来たという一点で、自己満足の世界なのである。
 捕らえた、というより、たまたま写った、といった方が正解かもしれないけど。

 左上の彼、気品に満ち、その視線は凛としている(もっと綺麗に写っていれば、そうなるはず。)。

 蝶が一番美しく見えるのは、いつであろうか?
私は、テリ張りしているときであると思っている。
特に、相手を追っかけている時、急速に方向転換することが多いが、この一瞬のターニングポイントが、最も美しく、躍動感に溢れていると思う。そのときの視線をクリヤーに写し込みたいと思うのである。
(ターニングポイントについては、昨年、クロヒカゲモドキでさんざん狙ったのであるが、いまいちであった。http://benisijimi.blog36.fc2.com/blog-date-201009.html
 卍巴飛翔では、常に飛翔方向が変化しているので、その瞬間を撮せる確率が高くなると踏んでいるのである。
今回も写せなかったけど。


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2011/07/17 広島県にて ハヤシミドリシジミ

ハイスピードムービーは、また後ほどアップ予定です。
卍巴飛翔は、やはり動きとして見るのが 最も美しく見えると思います。










  1. 2011/07/17(日) 23:12:03|
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110710 ゼフィルスを輝かせて

110710-1

ゼフィルスを輝かせてみた。


(すべての写真はクリックで拡大できます。拡大しないと、意味が分からない事もあると思います。)




 冒頭の写真、逆光縁毛幻光。

 次の写真。
毛状鱗の発色。
光ファイバーの先端を色とりどりに光らせるオモチャがあるが、それを狙ってみた。

110710-2

 次、背中の毛をほんわかと。

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 最後の写真、いわゆる構造色。

110710-5


 本日はゼフィルスに、逆光縁毛幻光、毛状鱗の発色、構造色、の三点幻光セットを求めたのであった。

2011/07/10 広島県にて  ジョウザンミドリシジミ












  1. 2011/07/10(日) 23:20:45|
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110630 赤い紙吹雪

namiaka110630-2

 くっそー、赤いのばっかり出てくる。




 30年近く前の冠高原。某青年の一言であった。

 雨が降るように、と形容されることがある。
土砂降りみたいに、とも言われることがある。が、さすがにそれは誇張ではないかと思うのである。半分は。

 いずれにせよ、個体数は多かった。
ある木を叩くと、赤い紙吹雪が舞った。
当時、叩き出しで飛び出して欲しいのは他のゼフィルスであり、赤いのは、全くネットを振る対象とは考えていなかった。沢山飛ばれると、本命が見づらくなってしまう。というわけで、赤いのは、ある意味、邪魔な存在であった。
 
 アカシジミ、ウラナミアカシジミ、 
激減したように思う。

 時は経て、アカシジミ(当時の)は、いまやミナミアカシジミという特別な名前と、希少種という地位をもらい、蝶屋の垂涎の的となってしまった。かつての邪魔者は、いまやスーパースターなのである。
私の標本箱にも、かつての冠高原産のアカシジミが若干入っている。卵や幼虫で捕まえて飼育したのが少しだけ入っている。ネットを振る対象と考えていなかったので、成虫での捕獲は無いのである。ダイセンやハヤシの卵や幼虫を求めて、ついでに捕ってきたのが少しあるのである。中には矮小になってしまったのもある。今から考えると、ミナミアカシジミの矮小なんてのは珍しいかもしれない。ただの飼育失敗であるが。

 30年前に、此処にアカシジミを求めてくるような奇特な人は、あまりいなかったはずである。
たしかに、他に比べると大振りで立派であるとの噂はあったようであるが。
冠高原にアカシジミをとりに行く、という人はいなかったと思う。ハヤシ、クロ、その他がお目当てであったと思われる。少なくとも私はそうであった。

 今やアカシジミのみならず、ウラナミアカシジミでさえ、なぜか少なくなり、寂しく思うのである。
あの赤い紙吹雪は、もう経験できないのであろうか?

 もちろん、かつて多産、というよりきわめて豊産していた時代であっても、どの木を叩いても出てくるわけではなく、なぜか決まった木で沢山出てくるのであった。

 そして、思い出の木で叩いたのである。

くっそー、何も出ない。

今日、冠高原にて、かつての某青年の一言であった。

なにも出なかった。何も飛ばなかった。

 時の移り変わりと世の儚さを思い知ったのである。なんで?何がかわったの?
時期を間違ったか?だったらいいのだが。でも、もうハヤシ出てるよ。

minamiaka110630

2011/06/30 冠高原にて ウラナミアカシジミ、ミナミアカシジミ(たぶん)



  1. 2011/07/01(金) 23:37:41|
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