べにしじみこむ の蝶ブログ へようこそ

主に広島県で蝶の撮影をしています

101123 彼女の名前は

101123-1

 あまりにも普通に見かけるのである。それゆえ、ありがたみが少ない存在である。
この時期は、じっくりと彼女たちと向き合える絶好の季節である。

(全ての写真はクリックで拡大出来ます。拡大するとピンぼけ、解像度の悪さも拡大されますが、それなりの雰囲気は味わえると思います。)



 
 他の蝶がいなくても、本種だけはなぜかみかける。そのようなありふれた蝶である。
あまりにも普通種なので、改めてカメラを向けようとすることも少ない。
だが、一旦ファインダー越しに見るとその美しさに驚き、また、撮影がとても難しい種であることがわかってくるのである。
 空気のように存在し、なおかつその真価が評価されない。でもやっぱりいないと寂しい。
ごく身近な家族のような存在であろうか。

 以前、といってもかなり前、小学生時分のことである。憧れていた同級生、女性がいた。
なにぶん子供のことである。恋であるとか、愛であるとか全く意識していなかったが、今から考えると、あれが初恋かもしれないと思うのである。中学校に進級しクラスがかわったこともあって、いつのまにか彼女の存在自体忘れてしまっていたので、まあ、たいしたことでもないのであるが。
 それからしばらくの歳月が経ち、ある時、小学校時代の友達(男です)から、同窓生の名簿なるものを入手した。その時点での住所や職業が載っていた。何となく眺めていたのであるが、彼女の名前がかわっていた。旧姓、なになに、と書いてあったので、彼女であることは間違いないと思った。名字が変わっている。何となくもの悲しい気持ちがしたのである。もう何年も会ってないし、存在自体を忘れていたにもかかわらず。まあ、当たり前のことであるが。私も別の女性と結婚しているし。

 さて、キチョウであるが、キタキチョウ、という言葉をあちこちで見かけるのである。
よくわからないが、以前キチョウといっていたこの辺のキチョウは、キタキチョウというらしいのだ。
いつのまにか名前が変わったようだ。なぜだ?結婚したのだろうか?
キタさんのところへ嫁にいったようだ。何となくもの悲しい気持ちがするのである。
別に彼女に恋をしていたわけではないし、あまりにも普通種なので存在自体、あまり重要に思ったこともないのであるが。
 結婚して名字がかわった同僚を、いつまでたっても旧姓で呼んでしまうことがよくある。
なんとなくバツが悪いのであるが、急に切り替えるのは難しいのである。
あまりにも普通種である本種の名前が急に変更される。こんなことがあろうとは信じがたい。
学問的なことはよくわからないが、私にとっては、いつまでもキチョウ、なのである。
初恋の相手の名前は、あくまでもその当時の名前で覚えており、結婚後の名字などもう忘れてしまっている。

 ということで、キチョウなのである。私の頭の中では。


 今日は気温は低め。肌寒い風がふく。
黄色の舞姫たちは飛ばない。
自発的に飛ぶのはあまり期待できないので、ここぞと思うところをうろちょろする。
時たま、びっくりして飛びたつ舞姫。
それを追う私。
蝶とおっかけっこ。

101123-2

101123-3

101123-4

101123-5

101123-6

101123-7

 写真の基本として、白を白く、黒を黒く撮す、というのがある。
黄色をいかに美しい黄色として撮すか、これは難しいのである。
特に、左右の翅で光のあたり具合が違った場合、どうする?となる。
今回も白飛びしてしまった写真があまたあった。

101123-8

101123-9

101123-10

 名前が元に戻ってほしいなあ。


  2010/11/23 東広島市にて撮影 キタキチョウ










  1. 2010/11/23(火) 23:04:24|
  2. 未分類
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2

101121 ツマグロキチョウ飛び姿 10景

101121-1


 本日は、黄色い舞姫の飛翔を堪能したのであった。
 (すべての写真はクリックで拡大できます。拡大すると、ピントが甘いのがもろに分かりますので、眼を細めてご覧下さい。)




 先日(18日)は風も肌寒く、陽がかげると冬を思い起こさせるような天候であったが、本日は暖かめであった。
数は少ないながらも、黄色い蝶たちが舞ってくれたのであった。

 本日お目にかかった黄色い舞姫は二種。
そのうちの小振りのほうを主に追ったのである。

 キチョウに比べると、どちらかというと、地面に近い低めの空間を好んで飛翔するように思える。
 下写真、枯葉で覆われる地面近くを飛ぶ。

101121-2

 開翅姿にお目にかかることはまずないが、カメラで飛翔を止めると、どうにか拝見可能。
下二枚、翅が広がった状態。

101121-3

101121-4

 下写真。こっちに向かって来ています。
この方向からの写真をひたすら追い求めたのであるが、なかなか。

101121-5
 
 開翅が180度以上になってくると、腹部をかなり挙上したような態勢になってくるが、これはなぜ?
バランスをとっているのか?それとも?
 以前から非常に疑問に思っているのである。

101121-6

101121-7

101121-8

101121-9


 ラスト。
静止時と同じく、飛び姿も翅を透かしてみたいと思っている。
いつになったら満足な写真が撮れるのだろうか。
恥ずかしがってひたすら逃げるのみで、ポーズをとってくれないので、ひたすら蝶と太陽と、そして転けないように地面に注意を払いながら、生息地の斜面を這いずり回ったのであった。
ときどき転げながら。

101121-10
2010/11/21 東広島市にて撮影  ツマグロキチョウ









  1. 2010/11/21(日) 23:59:59|
  2. 未分類
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

101118 赤に青を求めて

101118-1

 先日は黄色に赤を求めたのであるが、本日は、赤に青を求めたのである。

(すべての写真は、クリックで拡大出来ます。拡大しないと分からないことも多いです。)




 そろそろ晩秋といってもいい時期となった。
今年は夏が強烈に暑く、しかも長かったので、いつから秋になったのかはっきりしないが、いつの間にか11月も後半になってきた。
 今日は天気はよいものの、陽がかげると、肌寒さを感じる程度の気温である。
さすがに蝶も姿が減ってきた。
 陽が差してくると、ベニシジミが飛び出す。
極普通種であるが、日本産蝶類の中でも、最も美しい種の一つであると私は思っている。
一見、ただの紅色のようであるが、その翅で光を遊ばせると、様々な表情を見せてくれる。
写し甲斐のある蝶である。
 冒頭の写真、いわゆる縁毛幻光の青を求めてみた。
実際はもっと金属光沢のある煌びやかな青なんであるが、その美しさを画像として定着させるのは至難の業と思われる。

 以下、5枚ほど。
 
101118-2

101118-3

 縁毛幻光は、青が最も観察しやすいが、黄、緑も発色してくれる。

101118-4

101118-5

 下、ラスト。だいぶ傾いてきた晩秋の陽を浴びるベニシジミ。
おやすみ。

101118-6
2010/11/18 東広島市にて撮影  ベニシジミ










  1. 2010/11/18(木) 17:40:55|
  2. 未分類
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

101114 黄色に赤を求めて

101114-1

 二ヶ月ぶりに一眼レフを防湿箱から取り出し、蝶を求めて近くの公園に行ってきた。
第一のターゲットは、冒頭の蝶である。
黄色の中に赤を求めたのである。

(すべての写真は、クリックで拡大出来ます。拡大しないと分からないことが多いです。)



 時折、かなり赤っぽい個体に遭遇する。
本日の第一希望は、それ。
そして、第二希望は、黄色の中に出現する赤であった。

 結論から述べると、第一希望、没。
第二希望、どうにか、といったところ。

 本日のポイントでは、キチョウと混生している。
何となく飛び方で判別出来るような気もするが、間違うことも多々ある。
ただ、写真写りは、全く別人で(当たり前であるが)、狙うシャッターチャンスは全く違ってくる。

 下写真、静止。
多くの場合、(特にこの個体の場合は、この時間帯、かなりの率で)黄色、もしくは褐色ぎみの落ち葉の上、しかも日光が当たっているところに静止場所を選んでいた(ように私には思えた)。
陽の当たるところに静止する場合も、この写真のように、頭部は日陰で、翅は陽に当たってる、というパターンが時々あった。
 キチョウと違って何の飾り気もない真っ白い脚、そして、触角先端部分の内側(といっていいのかどうか)が、黒く見えることに注目。

101114-2

 下、吸蜜中の個体。
触角先端部分、内側が、赤く見えることに注目(欲目でみると)。(拡大しないと分かりません。)
そう、ここに赤を求めたのである。これがなかなか難しいのである。

101114-3

 下。より鮮明に赤く発色している。
こんなところにワンポイントの隠れたおしゃれをするところなど、ただ者ではない。
なかなか雰囲気よく撮れたと、自己満足の一枚。

101114-4

 下。これは保護色ではないかと私は思っているのであるが、どうなんでしょうか?
落ち葉と同化してしまっている個体。翅の褐色の筋は、影のつもりではないかと私は睨んでいる。
このような場所に静止した場合、かなり近くまで近寄ることが出来、なおかつ、少々近くの小枝や葉っぱを動かしても、場合によっては、とまっているその葉そのものを動かしても(もちろん少しだけ)、じっとして、動かないことがままある。落ち葉のつもりになっているのではないだろうか?

 触角先端、内側部は当然赤く発色。加えて、脚の先端部や目元も(いや、複眼も)ほんのりと赤っぽく発色している(と欲目で見える。拡大しないとわかりません。)。カメラに追いかけ回され、ちょっと気恥ずかしい、といったところか。うぶな蝶なんである。そこがまた可愛い。

101114-5

 本種の写真を5枚並べましたが、さて、翅の重ね方、前翅と後翅の重なり具合に御注目下さい。
吸蜜している時と、静止している時と、二つのパターンがあります。
この二者で翅の重なり具合が違います。
吸蜜時は、前翅の黄色い部分がやや目立っています。
一方、静止時は、この黄色い部分は、後翅に隠されています。
あれ、最後の静止の写真は吸蜜時と同じくらいの重なりで、黄色が出ちゃってますよ?
でもご安心下さい。とまっている葉っぱが黄色いんです。黄色の紋様が見えてた方がいいかも?
 ホントかいな?


 ちなみに、キチョウ。 次の二枚。 黄色の色合いが全く違う。
キチョウは、大柄で目立つ、おしゃれなお姉さん。ツマグロキチョウは、小柄でちょっと内気な、清楚な妹、といったイメージか。

kichou101114-1

kichou101114-2

2010/11/14 東広島市にて  ツマグロキチョウおよびキタキチョウ










  1. 2010/11/14(日) 21:56:34|
  2. 未分類
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2

プロフィール

benisijimi(ベにしじみこむ)

Author:benisijimi(ベにしじみこむ)
こんにちは,
べにしじみこむ です。
ゆっくりしていって下さい。

カレンダー

10 | 2010/11 | 12
- 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 - - - -

最新記事

最新コメント

最新トラックバック

月別アーカイブ

カテゴリ

未分類 (539)

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

このブログをリンクに追加する

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QRコード