べにしじみこむ の蝶ブログ へようこそ

主に広島県で蝶の撮影をしています

100429 コツバメの背に赤光を求めて

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 しつこく、またコツバメを求めて、近くの里山に行ってきた。
二つの目的があって。

 一つは、幻光、特に赤色を求めたのである。
冒頭の写真、クリックして拡大して、鑑賞してください。
これは赤といってもいいかな?





 コツバメの翅外縁には光の具合によって、青などの色が出現することが知られている。

 もちろん、翅自身の色ではなく、光の反射?屈折?散乱?回折?によるものと思われる。(どれなんでしょうか?)
写真を撮るにあたっては、非常に興味深い現象である。

 縁毛幻光、と呼ばれているようだ。

 主に青が知られているようであるが、先日、黄色の出現を経験した(前日のブログ参照してください)。
写真をよく見ると、虹色の七色、赤橙黄緑青藍紫のうち、黄色以下の五色が認められたのである。
ならば、赤、橙も写してやろうではないか、ということで、本日もしつこく、コツバメを追ったのである。
光の物理的性質で発色するのであれば、必ず赤がとれるはずだ、と思ったのである。

 一般的に、幻光は、逆光で撮影するときに認められる。
下の写真、翅外縁部分が、逆光条件なので、白く縁取りされている。前翅部分が、青っぽい と言えなくもない。

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 次、これはもう青と言ってよいだろう。

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 次、これは黄色。

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 さて、お次。
これはもう橙といっていいのではないだろうか。
でも、まだ赤とはいえないなあ。
よく見ると、黄、緑、青も発色している。
(いずれの写真もクリックで拡大できます。拡大したほうがわかりやすいです。)

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 次、基調は白だが、ところどころ、黄、橙、赤(といっても よいかな?)がでている。
欲目で見ると。

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 以下の写真4枚。 
後翅後縁先端部(肛角部というのかな?)に注目
まずは赤。

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 次、青。

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 次、黄色。

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 次、橙?
後翅辺縁部、黄、緑、青、など発色している。
 
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 以下、3枚の写真、後ろから失礼します。
下の写真 真後ろから。

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 お次、若干角度を変えて。
後翅外縁、いろんな色に発色している。拡大しないと分かりづらいです。クリックすると拡大します。
白、緑、黄、橙、赤、があるか。前翅外縁は主に赤で発色。

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 下、これは赤といってもいい?

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 本日は、発色をひたすら追い求めてみた。
うまくするといろんな色が出る。
コツバメって、見かけによらず、カラフルな蝶なんだ。

 ただ、それを綺麗に作品とするのは非常に難しそうだ。
翅外縁にピント合わすと、眼がぼけちゃう。
来年の課題である。
 褐色基調のコツバメを、いかにカラフルな色彩で縁取れるか?






  1. 2010/04/29(木) 17:43:08|
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100425 春の光で遊ぶ

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 このところ、気温が低めで、蝶たちは苦労しているのではないかと思うのである。
今日はやや気温は低めだが、久しぶりに春の陽気に恵まれ、蝶たちと遊んでもらったのである。
春の光を蝶たちの翅の上で表現してみた。(いずれの写真もクリックで拡大します。)




 冒頭の写真、および下の写真。
コツバメの翅外側で春光を遊ばせてみた。
ブルーが出るのは知っていたが、黄色が明瞭に出たのは今回が初めてである。
うーん、写真は面白い。
次回は赤を出してみようと思うのである。できるかな?


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 次の写真は、ブルーのみ出ている。
色を出すこつが何となく分かってきた。

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 下、傾斜日光浴(lateral basking)。やはりコツバメの写真を撮るときはこのシーンが外せない。
コツバメはなぜ、日光浴をする時、開翅しないのか?その理由について考えてみる(空想する)のは面白い。
なぜ種によって太陽輻射熱の取得方法(スタイル)が違うのか?理由があるはず。

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 以下、場所かわっています。


 今年初めてであったツバメシジミ。
ブルーが美しい。
春だなあ。
 
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 きれいなメスがいたので、しばし、追っかける。
少し翅が破損していた。
やはり太陽光を意識し、翅をひろげる。

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 複雑な色合いが春の光に映える。

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 背面で春光を遊ばせてみた。

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 次の写真。
今年まだ撮っていなかったツマキチョウ。
見上げる角度で。

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 今年初めてのベニシジミのショット。

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 ラスト。ベニシジミの飛翔。
CASIO EXILIM EX-F1でのハイスピードムービー(1200fps)。






  1. 2010/04/25(日) 17:50:31|
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100418 コツバメと戯れる 傾斜日光浴を選ぶ理由 その1



 コツバメの飛翔をスーパースローモーションで。CASIO EXILIM EX-F1でのハイスピードムービー(1200fps)。
広島県東広島市にて撮影。
 セセリと、コツバメと、さてどちらが飛翔(飛びたちの初期速度)が速いでしょうか?
正解(?)は、http://benisijimi.com/ のトップにて。
2者の飛翔を並べています。私はセセリの方が弾丸飛翔で速いと思ったんだけど。

 さて、今日は いつもの里山へ。
もちろん、ギフチョウを撮影したいと思って。それと、コツバメ。
ギフチョウは、わずかにワンチャンスのみであった。
今日もあまりよい天候とはいえなかった。




 以下、コツバメの飛翔、4連発。
CASIO EXILIM EX-F1の狭い画角のなかに飛翔を取り込むため、カメラを必ずしも水平には構えていません。





 飛びたちの動画である。
冒頭の動画でもわかるが、最初の翅の一振りでとりあえず空中に。すぐに上体を起こしている。
二振りめでは、もう既に態勢は安定しているようだ。
 
 コツバメに代表される傾斜日光浴?(でいいんでしょうか?、lateral basking)では、当たり前であるが、飛びたちにあたり、まず翅を閉じる、という動作(最後のミヤマセセリの動画参照してください。)が必要でなく、まず最初の動作でただちに空中に飛びたてるというメリットがあると思われる。
 では、ゼフィルスなどがテリトリーをはっているときに認められる、開翅の態勢は、いわゆるスクランブル態勢ではないのか?という疑問がわいてくる。すぐに飛びたてないだろ?このくらいの遊びは関係ない?
 なぜ ゼフィルスは傾斜日光浴をしない?


 次の動画は、CASIO EXILIM EX-F1でのハイスピードムービー(1200fps)を、iMovieに取り込み、
11秒のものを、44.6秒で再生しています。
 翅の動きなどを見るには、この方がいいかも。
前翅、後翅があたかも一枚の幕のように連動し見事にしなっています。
相変わらずの傾斜日光浴(lateral basking)の態勢から、直ちに飛びたつ。



下は、上の動画の元動画です。




 以下、スチルカメラでのコツバメの画像。
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 下、ほとんど横倒しになるほどの傾斜日光浴。ここまで倒れると、傾斜日光浴という日本語は不適切かな。lateral basking(側方日光浴、側面による日光浴、という意味か)が実態をよく表現していると思う。
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 おまけみたいになっちゃいましたが、ギフチョウ。
わずかに一回のみ遭遇。
日光浴にこだわって見れば、これは背面(でいいのか?)日光浴、dorsal basking

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 最後に、ミヤマセセリの飛びたち、飛翔。
飛びたちにあたり、当然ながら、まず翅を閉じている。そして、振り下ろして、離陸。
つまり、空中に出るまでに、ワンアクションほど、余分がいる(lateral baskingに比べると)。dorsal basking(背面日光浴でいいのかな?)の欠点だと思うのだが、この程度の時間差は問題ないのだろうか?
それを補うにあまりある日光浴の効率性(もしくはほかの理由)があるのだろうか?














  1. 2010/04/18(日) 17:53:08|
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100408 コツバメと戯れる

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 今日も 春先の蝶を求めて近くの里山に行ってきた。
午前中は 気温が低めで、先日に比べて蝶影の少ない日であった。




 こんな日でも、コツバメは元気に姿を見せてくれるのである。  
だから好きだ。
今日はもっぱら、コツバメ三昧の日であった。

 例によって、太陽を意識した姿勢にて。(下写真)
相変わらず健気に身体を傾ける。
そんなに四角四面に反応しなくてもいいのに、と思ってしまうのである。
この融通のなさ、この執着心。
だから好きだ。

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 なんともいえない褐色のグラデーション、艶めかしいほどの湾曲を持った白い縁取り。
早春の雪を想わせる 白い鱗粉が 適度に散在している。美しいといってもいいだろう。
なおかつ、翅基部に認められる翠緑、群青の色合い。これは感動ものだ。(うまく撮れればの話)
無数の毛は、春先の冷たい風を防ぐのだろうか。
豊満、という言葉が浮かんでくる。こんなに小さい蝶なのに。
だから好きだ。

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 順光(上写真)、逆光(下写真)。(いずれの写真も、クリックで拡大できます。)

実は、コツバメで私が好きなシーンは、逆光である。
この場合、白と黒でシックなコツバメに変身するのである。
翅外縁の 白いまだらの縁取り、翅中程の白いライン、そしてきわめつけは 雪の鱗粉。
これらがうまく出てくれれば、傑作ものである。
でも なかなかでないのである。写真は難しいのである。

 無数の羽毛のシルエットが美しい。
触角の湾曲は艶っぽいのである。
前肢を曲げている。この仕草が何とも可愛いのである。
うまくキャッチライトが入ってくれた。
そのおかげで 上を向いているように見えるが、ほんとうは 何を見ているのだろうか?
何かを期待しているのであろうか?

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 下、本日の一番のお気に入りの写真。
構図に問題があるが、光とコツバメを捕らえた(つもり)。

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 ファインダーでのぞいた時は、翅外縁の光がもっと青に輝いて見えていたのだが。
それが表現できなくてちょっと残念である。

 以上、自己陶酔の撮影日記でした。

最後、
コツバメの飛翔をスーパースローモーションで。
飛びたち直後です。

CASIO EXILIM EX-F1でのハイスピードムービー(1200fps)を、iMovieに取り込み、4.4秒のビデオクリップを、35.2秒で再生。
ピントなど全く問題にならないが、自分でこれだけ撮れたのでそれなりに満足。
いずれは、もっと綺麗に撮りたい。

 面白いのは、どうも口吻を前に出して(伸ばして?)いるとおもわれること。
その様に見える。
求愛飛翔の時、口吻を伸ばして飛翔している画像を見たことがあるが(アゲハだったかな?)、飛びたち直後にも伸ばしているのは、何か意味があるのであろうか?



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追記;
  すみません。もしかしたら、触角?かもしれない。
  口吻のようにも見えるのだけど。いずれにせよ、画像が不鮮明で、確証がありません。







  1. 2010/04/08(木) 17:57:22|
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100404 スプリングエフェメラルを求めて

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 昨晩は、こたつに入ってじっくりと行ったのである。
久しぶりに出すカメラのお手入れ、操作方法の復習を。
かつての一眼レフは、操作に迷うことなどほとんど無かった。
でも、デジタルカメラになって操作方法が煩雑になり、しかもボタンがむやみやたらとあり、久しぶりに撮影する時は、操作方法の復習をしないとわからないのである。

 今日は久しぶりにカメラを抱えて、近くの里山に行ってきた。
もちろん、スプリングエフェメラル、越冬あけの蝶たちを求めて。




 ここ最近、温度がやや低めのようで、今朝は霜が降りるかもしれないとの天気予報があった。
 まだ出てないかもしれないな、と思いつつも、でもやっぱり、でてるかもしれない、などと思いながら、いつもの山へ行ったのである。ちなみに、お隣の広島市は、桜が満開であると、新聞に出ていた。やっぱりでてるんじゃあないかなあ。

 今日まず撮影したかったのは、コツバメ。
枯葉色の支配する山道をちょこまか飛び回る、かわいい蝶である。
ほとんど、といっていいぐらい常に、太陽光を意識した姿勢をとる。
翅を閉じ、傾斜させる。太陽光を効率的に浴びる様にしている、ということである。
最初の写真、および次の写真、傾斜が一目瞭然。(すべての写真はクリックで拡大されます。)

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 かなり毛深いなあ。
茶色のグラデーションと、白い鱗粉が美しい。
翠緑を出したかったのであるが、うまく出ていない。

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 植物に留まったときも、やはり太陽光を意識。

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 顔はちゃんと上(前)を向いている。
翅はかなりの傾斜である。(下写真)
不自然な姿勢に思えるのだが。律儀に太陽に向けて翅を倒す。

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 下写真、たぶん吸蜜。
口吻が結構長いのである。
陰になっているのでわかりにくいけど。

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 コツバメの翅表の色はいったい何色なんだろうか?
忘れてしまったのである。
見たい人は次のムービーをどうぞ。
CASIO EXILIM EX-F1でのハイスピードムービー(1200fps)



 いわゆる傾斜日光浴、lateral baskingの最大のメリットは、すぐさま飛び立てること、かな。

 テングチョウ
やはり日光浴

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 ミヤマセセリ
負けじと、太陽に向け、翅を開く。
ミヤマセセリに関する面白いお話を、たまたま出会った同好の士に教えてもらった。有り難うございました。勉強になりました。
知らない人とばったり出会い、蝶の話で盛り上がるのも楽しいものである。

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 本日一番個体数が多かった(お目にかかった)蝶は、キタテハ。

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 下のキタテハ、翅が、綺麗に左右対称に破損している。
閉じている時、事故に会ったっていうことか。

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 時々、岩(石)の上に静止することがある。
以前どこかで読んだことがある、もしくは誰かに聞いたことがあるのを想い出した。
温まった岩の上に静止し、身体を温めるのだと。
ほんとかなあ。でもありそうなことだ。でも、どうやって、岩が温かいって蝶は知るのだろうか?
やっぱりたまたまかな?

 下、岩の上にとまるキタテハ

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 岩の上にとまるルリタテハ

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 さて、本日の最大のターゲット。
春の女神 ギフチョウ

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 ほんわかの白い羽毛(と言っていいのかどうか?)を撮りたかったのである。

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 出てました。

 新しいシーズンが始まった。












  1. 2010/04/04(日) 18:27:25|
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