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べにしじみこむ の蝶ブログ へようこそ

主に広島県で蝶の撮影をしています

異種との遭遇 2018-12(種の違いを認識しているのでは?)

 前回のエントリーでは、ミヤマセセリとアオバセセリの異種間における、いわゆる占有行動的な飛翔(回転飛翔及び追飛)の連続写真を掲載しました。
前々回のエントリーでの、クロヒカゲモドキの(いわゆる)占有行動と同じように、一見、同種であるかの如く、回転飛翔、追飛を繰り返していました。

 異種で、” 縄張り争い ” をするか?という疑問が当然でてきます。

 であれば、これらの行動は、縄張り争いとは違う理由で発生しているのではないか?という考えが湧いてきます。
ミヤマセセリとアオバセセリの一連の占有行動っぽい飛翔は、異種間であるので、縄張り争いではない、と言えるのであれば、それと似たようなクロヒカゲモドキの一連の飛翔も、縄張り争いではない(可能性が少なからずあるかも?)、ひいては、蝶のいろんな種類のいわゆる占有行動は、実は縄張り争いではない、といえるかもしれません。(飛躍しすぎ?)

 一方、異種間での、いわゆる占有行動的な飛翔は、相手が何者か判っていないから、起こっている。
同種と勘違いして、いわゆる縄張り争い、をしているのではないか?
或いは、メスと間違えて追っているのではないか?という考えもあろうかとも思います。
ただその場合、アオバセセリが、同種間で見られるような露骨な口吻や脚の伸展を、他種相手にはしない(少ししかしない)理由は何だ?となります(前回のエントリー参照)。

 異種間での、いわゆる占有行動的な飛翔の時、いったい彼らは、どの程度、相手について理解しているのでしょうか?
自分とは違う種である近くの飛翔物体を、どの程度、認識しているのでしょうか?異種である、と言う事実を、解っているのか?

 さて、私たちが、それ(蝶達が相手をどの程度認識しているのか)を理解するには、どのような事をすれば、何に着目すれば、いいのでしょうか?
カメラで出来る事はないか?

 異種の蝶、3頭以上、の絡みが起こった場合(例えば、ミヤマセセリ2頭、アオバセセリ1頭)、その中から、同種を見つけることが出来るのか?もし出来たら、やはり同種と他種の区別がついているのではないか?といえるかもしれません。
異種、3頭以上の絡みは、時々観察出来ます。その絡みは、どの様な経過を辿るのか?
それを覗いてみれば、多少のヒントになるかもしれません。

 例によって、まずは写真から。



要約
 ミヤマセセリ2頭(たぶん雌雄)、アオバセセリ1頭の絡みを撮影した
 アオバセセリは、撤退
 一方、残った2頭のミヤマセセリは、絡みを続けた後、追飛に移行した



 三頭の絡みを発見しました。
地表からの高度にご注意ください。(すみません、地表写ってないですが、何となく想像出来ると思います。)
アオバセセリとミヤマセセリの絡みに、2頭めのミヤマセセリが介入してきたのか、
はたまた、ミヤマセセリ同士の絡みに、アオバセセリが介入してきたのか、それは判りません。
が、推測は出来そうです。
MIYA2AOBA1180429-1-2


 上の写真から0.9秒後が下の写真です
少なくとも、右の二頭は、お互いの視界に入っているはず。
右上のミヤマセセリ(オス)が、左にいる二頭のうちどっちを意識しているのか?
近くにいる他種?その後ろにいる同種(たぶんメス)?
距離的には、アオバセセリのほうが、勿論近い所にいます。
アオバセセリ、口吻や脚の伸展は無いようです。
普通、他種よりメスに行くんじゃないか?(それが分かっていれば、ですが)
(もし、雌雄の区別に間違いがありましたら、ご指摘頂けると幸いです)
MIYA2AOBA1180429-2-2.

 
 遠くにいる同種(たぶんメス)に行ったようですね。
アオバセセリはすっぽかされました?勿論、アオバセセリ、反転します。
MIYA2AOBA1180429-3-2

 アオバセセリ、相手の2頭の方には行かない?
MIYA2AOBA1180429-4-2

MIYA2AOBA1180429-5-2


 アオバセセリ、撤退です、たぶん。
人の恋路を邪魔しないように、と思ったか否かは解りませんが。
ミヤマセセリのもう一頭は、画面左に切れてしまっています。
MIYA2AOBA1180429-6-2


 ミヤマセセリ同士の追飛となりましたが、(メスがオスを追う。なぜ、オスはメスに寄らない?)
MIYA2AOBA1180429-7-2


 向き直ります、
MIYA2AOBA1180429-8-2


MIYA2AOBA1180429-9-2


MIYA2AOBA1180429-10-2.


 この後、追飛に移行しました。
ご想像通り、高度を落としていきました。
ミヤマセセリ、回転飛翔中、下を向いていることが多かったことにご注意ください。
彼ら自身、高度が普段より高かったことを認識していたのかもしれません。
MIYA2AOBA1180429-11-2


 そもそも、今回の三つ巴の絡みが、どのように形成されたのか?
その状況によって、この絡みの帰結が左右されるかもしれません。

 ミヤマセセリ1,アオバセセリ1、の絡みがまず有り、そこにもう一頭のミヤマセセリが介入してきたのであるとします。その場合、オス、メスどっちとアオバセセリが絡んでいたのでしょうか?アオバセセリとミヤマセセリのオスが絡んでいるところへ、メスが来ることがありうるのか?なさそうな気もします。であれば、アオバセセリが、ミヤマセセリのメスにちょっかいをかけているところに、ミヤマセセリのオスが登場したのでしょうか?
いずれにせよ、最終的には、アオバセセリが遠慮し、ミヤマセセリ同士が新たな絡みを始めた、ということになります。
お互いに、同種か、他種か、認識している、ということになるかもしれません。

 ミヤマセセリ同士の絡みに、アオバセセリが介入してきた可能性もありえます。
その場合、ミヤマセセリの絡みがある程度、地表から舞い上がっていた、高度を上げていた、という事でしょうか?(このパターン、なきにしもあらず。オスから逃げようとするメスが舞い上がること有り。いずれ、ミヤマセセリ雌雄の絡みの連続写真を掲載予定です。)
それとも、地表近くを飛んでいる蝶にアオバセセリがスクランブルする可能性はあるのでしょうか?
 もしこのパターンだとすると、後からちょっかいをかけてきた蝶が、やっぱり仲間はずれにされたからすごすご退散しただけ、といえるかもしれません。じゃ、なんで寄ってきたの?同種のメスかもしれないと思ってきたのなら、もっとしつこいはずでは?という疑問も湧いてきます。
なぜ、アオバセセリはあっさり撤退したのでしょうか?
自分が場違いである、と認識したと考えてもよいような気もします。つまり、異種である事を認識した、という可能性がある。

 蝶がいわゆる占有行動をとる時、侵入個体をどの程度認識しているのか?
同種か否か?オスかメスか?
はたして分かっているのだろうか?
ここんところがおそらく議論になるところ、百家争鳴のところではないでしょうか?
侵入個体が何者か、分かってないんじゃないか?という論調での話しが最近は増えてきているような気もします。
分かってないから、とりあえず寄ってみて、メスだったらラッキー、望みが叶えられるかも?
コレが無難な考えではないかと思いますが、さて、今回の件は、何を示唆するのでしょうか?

 アオバセセリは、なぜ撤退したのか?
ミヤマセセリはなぜ、近くのアオバセセリと絡まずに遠くのミヤマセセリにいったのか?
可能性として浮上してくるのは、彼らはお互いに、同種、異種の区別がついていた、からではないかと。
ただ、いつの時点でその判別が出来たのか?
では、雌雄の区別はついているのか否か?
この写真のみでは、それは何とも言えません。
絡みの結果、分かったのか、それとも、かなり早い段階から分かっていたのか?
ココが興味あるところです。
それが分かれば、いったい彼らは何でこのような行動をとるのか?その理由が見えてくるかもしれません。

 回転飛翔ってなに?
 追飛ってなに?

 同種との絡み、異種との絡み、複数頭との絡み、まだまだ続きます。
何か見えてくることがあればラッキーなんですが。

 今回は、ミヤマセセリ2頭、アオバセセリ1頭の絡みで、アオバセセリが撤退しました。
では、ミヤマセセリ1頭、アオバセセリ2頭の場合は、どうなるでしょうか?
その場合、ミヤマセセリが撤退したら、やっぱり、彼らは同種、異種を分かってるのでは?という事になるかもしれません。
次回は、そのパターンを掲載予定です。
乞うご期待。








  1. 2019/02/22(金) 21:36:54|
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異種との遭遇 2018-11(アオバセセリとミヤマセセリ)

 ”いわゆる” 縄張り行動をとる蝶の、
”いわゆる” 占有行動、その典型的なパターンとしては、
β(侵入者)が飛来、それに反応したα(占有主)がスクランブル発進、αとβの回転飛翔、そして追飛に移行。そして、最終的にはやっぱりαがそこに戻ってくる。
と言う流れになるようです。

 前回のエントリーでは、クロヒカゲモドキの”いわゆる”、占有行動を掲載しました。
通法通り、初回の回転飛翔から始まり、追飛、そして二回目の回転飛翔、そして、追飛、と移行。
その流れを写真にて追いました。
αとβの行動から、これは縄張りをめぐる闘争とは考えにくいのではないか?という私なりの考えを述べました。
その連続写真から(および今までの私の観察経験から)、疑問点がいくつか挙げられます。

 なぜ、最初の回転飛翔は、βが解消するのか?
 なぜ、αは、最初の回転飛翔が終わった後、βを追うのか?
 なぜ、途中の回転飛翔で、鬼と子の役割が逆転するのか?(逆転しないこともあるのか?)
 なぜ、回転飛翔、追飛、回転飛翔(鬼と子の逆転)、追飛、回転飛翔(再び鬼と子の逆転)、追飛、とフェーズを繰り返しながら続くのか?
 その繰り返しは、何を契機として終わるのか?
 そもそも彼らは、何をしているのか?

 以上の点について、明瞭な回答があれば、お教え頂けると幸いです。
たぶん、いろんな意見があって、議論噴出な状態ではないかと?
それとも、私が単に情報に疎いだけかも?(であれば尚更お教え頂けると幸いです。)
 
 今回のエントリーでは、上述の疑問に対しての回答を得るヒントとして、ある例を掲載いたします。
(ヒントになるかどうかは分かりません。貴殿が考えている回答に沿った、或いは反った、例になるかも?どっち?)
 
 前回は、同種間での例を挙げましたが、今回は、異種間での例です。
同種間、異種間、似たような行動になるのでしょうか?それとも、違うパターンになるのでしょうか?
もし、異種間の行動が、同種間のそれと同じであったならば、それは何を意味するのでしょうか?

 例によって、まずは写真から。



要約
 ミヤマセセリとアオバセセリの追飛を追った。
 約5秒の間に、鬼と子の交替が少なくとも3回あった。
 交替は、回転飛翔(但し一回転程度)を契機として起こった。
 回転飛翔時、アオバセセリは、口吻を緩めていることがあった。
 脚も体幹から離していた。
 (但し、アオバセセリ同士の回転飛翔時のような露骨な伸展ではない。)
 一方、ミヤマセセリは、口吻を緩めることはなかった。
 (ミヤマセセリ同士の回転飛翔、追飛では、口吻を緩める、伸ばす行為は頻度的に少ないようだが、たまにある。)


 
 因みに、この空間は、アオバセセリが占有飛翔する空間です。そもそもそれを撮影していたのですから。
たまにミヤマセセリが飛んで来ることがあります。ミヤマセセリの立場から見ると、そこら辺をあたかも彷徨、徘徊飛翔している訳ですから、この付近全部が彼のテリトリーかもしれません(蝶道みたいなのがあるような?)。

 ミヤマセセリがアオバセセリを追っているのを発見しました(私が)。
その前に回転飛翔があったのかどうか、定かではありません。気が付いたときには既に追飛の状態でした。
この二種の追飛は、ミヤマセセリがアオバセセリを追っている事が多いようです。
ただし、いつもいつもそうではなく、その逆もありますが、最終的にはミヤマセセリがアオバセセリを追うようになる、と思っています(なぜ?)。

20180505AOMIYAKAITENTSUIHI-1

20180505AOMIYAKAITENTSUIHI-2

20180505AOMIYAKAITENTSUIHI-3
 
 左に二頭とも飛び去りましたが、その後、運良くまた戻ってきました。
上の写真から1.3秒経過後、が下の写真。
目の前で回転飛翔が始まりました。
下の写真では、アオバセセリとミヤマセセリが向き合っています。口吻の伸展はないようです。
20180505AOMIYAKAITENTSUIHI-4

 0.1秒後、
アオバセセリ、口吻を緩めています。ただし、アオバセセリ同士の回転飛翔時に比べると、露骨な伸展ではありません。
脚も体幹から離しています。
20180505AOMIYAKAITENTSUIHI-5

 0.1秒後、アオバセセリ、口吻をまた格納しているでしょうか?少し緩めてる?
鬼と子の逆転が起こりました。
20180505AOMIYAKAITENTSUIHI-6.

 その後右に二頭が飛び去り、画面から消え去りましたが、
0.7秒後が、下の写真。
またまた鬼と子の逆転です。運良くまたまたカメラの前に戻ってくれました。
この逆転のために回転飛翔があったか否かは、わかりません。私とカメラの視界からはずれていましたので。
20180505AOMIYAKAITENTSUIHI-7
 
 今度はミヤマセセリがアオバセセリを追います。
20180505AOMIYAKAITENTSUIHI-8

20180505AOMIYAKAITENTSUIHI-9

20180505AOMIYAKAITENTSUIHI-10

 以下、0.1秒ごとの連続写真です。
引き続き、ミヤマセセリがアオバセセリを追います。
20180505AOMIYAKAITENTSUIHI-11

20180505AOMIYAKAITENTSUIHI-12

20180505AOMIYAKAITENTSUIHI-13

20180505AOMIYAKAITENTSUIHI-14

 何を思ったか、アオバセセリが向き直ります。
ミヤマセセリと対向するように。
前回のエントリーで、クロヒカゲモドキβが、突然向きを変え、追ってきたαと対向しましたが、それと同じようなパターンです。外部的な何かの影響で向き直った、とは考えにくいです。
20180505AOMIYAKAITENTSUIHI-15

 二頭の位置関係が、左右逆になりました。
不明瞭なのですが、もしかすると、アオバセセリ、口吻を緩めているかも?断定出来ません。
脚は広げているようです。
20180505AOMIYAKAITENTSUIHI-16
 
 アオバセセリは一回転しましたが、ミヤマセセリは飛翔方向を右に転換しただけかも。
鬼と子の逆転が再び起こりました。
20180505AOMIYAKAITENTSUIHI-17

 運良く(私が、です)、こっちに向かって飛んできました。
シャッターチャンス!!
と言っても、さっきから連写している訳ですが((*^_^*))。
20180505AOMIYAKAITENTSUIHI-18

 ラストの写真、
ミヤマセセリが画面右に、アオバセセリが画面左に大きく飛行経路を変えました。
なぜ、アオバセセリは、ミヤマセセリを追い続けなかったのでしょうか?
その答は、写真の後に。
20180505AOMIYAKAITENTSUIHI-19
 
 ミヤマセセリもアオバセセリも、そのまままっすぐ飛び続けると、私(撮影者)に衝突するからですね。
第三者(彼らから見れば障害物)との衝突を避けるために、ミヤマセセリは私の右方向に、アオバセセリは私の左方向に舵を切ったわけです。
追飛が、いつ、どの様に解消されるのか?
1つの事例としては、第三者の介入(今回の場合は、障害物たる撮影者)、があります。

 今回の例では、
(初回の回転飛翔があったか無かったか不明)、追飛、回転飛翔、追飛、回転飛翔(あったかどうかは不明)、追飛、回転飛翔、追飛、障害物との遭遇により解消、
といった転帰をとりました。

 そして、回転飛翔の度に、鬼と子の逆転が起こっています。
回転が少ないので、はたして回転飛翔と言っていいのかどうか?ただ単に飛行経路を変えただけでは?と言う疑問もあるかとも思います。私が今までクロヒカゲモドキで観察したところによると、途中の回転飛翔もそれなりの回転数となることも少なからずありますので、ただ単に回数が多いか否か?の違いのみと思っていますので、今回の記事では、回転数が少ない場合も、敢えて、回転飛翔という言葉を使用させて頂きました。
 ついでに申し上げると、同種間での回転飛翔と、異種間でのそれとは、前者の方がより回転数が多く、結果、継続時間が長い傾向がある(尚且つ美しい)ようで、それに比べると、後者は、より淡泊で、崩れた印象があります。(私が今まで観察した数少ない事例からの意見です。)
もしかすると、相手が異種である、という事を認識しているのかもしれません。
見方を変えると、相手が同種である、と確認できていない、のかもしれません。
”いわゆる”占有行動時において、相手が異種である場合と、同種である場合とでは、蝶の行動が(若干?)違う可能性がある、といえます。

 どの程度相手を認識しているのか?コレが最大のポイントでしょうか?

 蝶が飛翔中に、近くを飛んでいる他個体を、同種か?異種か?、或いは、雄か雌か?はたして識別、認識できているのでしょうか?
相手が何者か判ってないから、回転飛翔によって(近くを飛ぶことによって)、見分けようとしているのではないか?と言う考えもあります。空中で、相手の周りに長時間留まろうとすれば、周りを回るしかないですよね?ホバリングが出来ないのであれば。回転飛翔は回ること自体が目的ではなく、空中で相手の周りに留まろうとしていることの結果であるかもしれません。
(ただ、クロヒカゲモドキの回転飛翔は、そうとも言えない様な気がします。ひたすら、地面に向かって、螺旋回転をしている様な印象です。私が今まで観察出来た蝶の回転飛翔の中では、ダントツで美しいものです。あっという間に終了しますけども。儚いからより美しく感じる?)

 相手を識別するために回転飛翔を行っていると仮定して、では、相手を識別する方法は何?
どうして触れようとしないのか?触っちゃダメなの?チョウの世界でもセクハラが問題になるのか?
(触りに行く、捕まえに行く、かなり肉食系の種もあるようですが)
ヒトであれば、触れば、その感触で、例えば、ぽよぽよして柔らかいとか、固くてぼそぼそしているとかで、雌雄の区別が(なんとなく)つくと思います(?)。まあ、その前に、見たら(視覚で)判るか。声でも大抵判るし。
 蝶も、触らないでも、例えば、嗅覚などで判別しようとしているのかも。(視覚だけでどの程度の判別がついているのでしょうか?)
小さく付近を回ることで(周りを回転飛翔する)、化学物質の空中密度を上げ、それをお互いに認識しようとしているのかも?
 今回の例では、アオバセセリが、口吻を緩め、脚を伸展させている画像が撮れました。
この行為(口吻や脚の伸展)は、アオバセセリ同種間の回転飛翔で認められています。
アオバセセリ回転飛翔http://benisijimi.blog36.fc2.com/blog-entry-734.html
相手が他種の場合にも、相手が同種である場合と同じような行為が認められる事で、やはり、彼らは、相手が何者か判っていないのではないか?回転飛翔で、相手を識別しようとしているのではないか?という考えも出てくるかもしれません。
一方、ミヤマセセリは口吻の伸展などの目立った反応はしていないようです。基本的にミヤマセセリは、同種間の回転飛翔、追飛でも、口吻や脚の伸展をすることは少ない様に思われます。たまに、その状態が写っていることがありますが、アオバセセリに比べれば、圧倒的に少ないようです。

 ただ、困ったことに、違う事実もあります。
同種間では露骨に口吻を伸ばします。それもそれなりの長い時間。
今回は、ほんのちょっと緩めただけ。それも、コンマ一秒単位です(たまたまじゃないか?と言われてもいいレベル。たまたまではない、と言うことを証明するためには、複数の事例が必要でしょうか)。
この違いは、なぜか?たまたまなのか?
どう解釈すべきでしょうか?
主に視覚などの他の感覚で予めある程度判別し、最終的な確認を口吻等の他の感覚器で行う、などの考えがあるかとも思われますが、如何でしょうか。あるいは、口吻の伸展は、メスをその気にさせる儀式、のようなものかもしれません。アオバセセリでは。今回、露骨な口吻の伸展にならなかったのは、相手が同種だと確証が得られなかったから、儀式を躊躇した、のかもしれません。

 相手が何者か確認するために回転飛翔を行っている(相手が自分の待ち望んでいるメスかどうか判っていないから)、のであれば、
回転飛翔を開始した時点と、終了した時点では、彼らが相手に対して持っている情報量は当然変わっていてしかるべきです。そのために行ったのですから。
では、回転飛翔が終わった段階では、どちらかの個体は、相手をそれなりに認識していると考えて良いのでしょうか?
では、なぜ、はじめの回転飛翔でそれを解消するのはβなのでしょうか?
それがいつもβであるならば、いったい、回転飛翔で、何を確認したのか??
結果がはじめから解っているのなら、その(回転飛翔)必要は無い訳で。

αは、最初の回転飛翔が終了した時点でも、まだ相手の判別が出来ていない、と考えていいのでしょうか?相手を追ってるわけですから。
それとも、相手がメスではない、と判ったから、追い払うために、追飛を開始したのでしょうか?
その後にまた回転飛翔が起こりますが、どうしてそこで、鬼と子の交替が起こるのでしょうか?
2回目の回転飛翔で今度は、β(侵入者)がα(占有主)を追いかけます。なんで?
そしてまた、次の回転飛翔で、鬼と子の逆転が起こります。
なんで?

 彼らは、ある回転飛翔の結果、追飛に移行します。
追っていく、逃げていく、という事は、ある程度の結論(同種か否か、メスかオスか?或いは他の情報)を彼らなりに出しているのではないかと想像しますが(回転飛翔が確認行為であるのであれば)、
で、なぜ追飛の後、なぜまた、回転飛翔するのか?
もう一回確認する為でしょうか?
 なぜ、回転飛翔の度に、鬼と子の逆転が起こるのでしょうか?


 そもそも、回転飛翔は、確認や識別のためではない?
メスかもしれないからとりあえず寄ってみた、だけではない?
のかもしれません。
では何だ?

 益々判らなくなってきました。だから面白いのですが。

 続きます。














  1. 2019/02/17(日) 16:27:33|
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クロヒカゲモドキ追飛2018-1(回転飛翔、追飛が縄張り争いでない理由を考えてみる)

 蝶のある行動を見て、しばしば、次のように言われている(いた?)と思われます。

蝶は占有行動をとる。αとβがテリトリーをめぐって争う。
コレはバトルだ!

枝先に停まっていたゼフがスクランブル発進、忽ちの内に侵入個体と卍巴飛翔を行う。
葉先に停まっていたクロヒカゲが、侵入個体を追い、延々と追飛を繰り広げる。
闘い終わって、勝った個体は、テリトリーを我が物としている。
たぶん、メスが来たら、この勝者のものになるのだろう。
強いモンの天下だよね。

 やっぱり蝶も争ってんだよな。
どこの世界もやっぱり男(オス)は大変だよね、と。
競争、争いごとの絶えない我々人間からみると、蝶のこのような飛翔をみると、つい、自分達の世界観、人生観をあてはめてしまいます。 
人生は闘いだ。蝶も闘っているに違いない。

 さて、本当に彼ら蝶は、オス同士で闘っているのでしょうか?

 いわゆる、占有行動中に認められる(敢えて、占有行動という単語に、いわゆる、と修飾語をつけてみました)、
 ” 回転飛翔や追飛 ” が 、” 縄張り争い ” の為の行動ではないのではないか?という理由について、私なりに1つの意見を述べてみます。
 あくまでも、私の経験から考えていることで、私の経験、自体が非常に少ないサンプルから成り立っていますので、かなり偏った考え、かなりバイアスがかかった考えである可能性も否定できません。(むしろ、そう)
そこのところを頭の片隅に入れて、以下をご笑覧頂けると幸いです。

 例によって、まずは写真から。
3秒足らずの間に起こった、クロヒカゲモドキ二頭の絡みの連続写真です。




要約
 クロヒカゲモドキの追飛において、鬼と子の逆転現象が起こった

 回転飛翔→追飛→回転飛翔(但し今回の場合は一回転)→追飛とフェーズが変遷していったが
 二回目の回転飛翔の前後で、鬼と子の逆転が起こっていた



20180809-DSC_2219
2018/08/09 18:21:02.12


 下の写真は、上の写真から約1秒後。おそらく回転飛翔は終了し、追飛フェーズに移行している模様。
(何故そう判断するかというと、前エントリーhttp://benisijimi.blog36.fc2.com/blog-entry-735.html
この時点で、おそらく左上の個体は逃避モードになっています。(とりあえずβ、ベータと仮称します。)
βはこの後、画面右方向へ飛んでいきます。
20180809-DSC_2222
2018/08/09 18:21:03.21

 左がβです。右の個体をとりあえず、α、アルファと仮称します。
20180809-DSC_2223
2018/08/09 18:21:03.30

20180809-DSC_2224
2018/08/09 18:21:03.38

 左αが、右βを追い始めます。
20180809-DSC_2225
2018/08/09 18:21:03.46

20180809-DSC_2226
2018/08/09 18:21:03.55

20180809-DSC_2227
2018/08/09 18:21:03.63

20180809-DSC_2228
2018/08/09 18:21:03.72

 β、進行方向を変更します。左に反転します。
20180809-DSC_2229
2018/08/09 18:21:03.80

 当然αも、左に方向転換し、βを追います。
20180809-DSC_2230
2018/08/09 18:21:03.89

 左(追われている方)がβ、右(追っている方)がαです。
20180809-DSC_2231
2018/08/09 18:21:04.03

 再びβは方向転換。
おそらく彼の右下方にいるαを意識しています。
この後(次の写真)画面左方向へ進んだαに向けて、直ちに反転します。
20180809-DSC_2232.
2018/08/09 18:21:04.11

 αも、βに向けて、反転します。この時点で、左がα、右がβです。
僅かですが、回転飛翔の形になっています。
20180809-DSC_2233
2018/08/09 18:21:04.20

 下の写真、上の写真から0.22秒あいてしまいました。
よりによって、いいところで連写の間隔が空いてしまうことがあります。
(ニコンさん、次期D6は、バッファの増量、処理速度の迅速化をお願いしますね。ストロボの問題?)
さて、どっちがαで、どっちがβでしょうか?
経過時間から考えて、おそらく、右がα、左がβであると思われます。
微妙な翅模様の差異からも、そう考えました。
20180809-DSC_2234
2018/08/09 18:21:04.42

 αが、βに追われています。形勢逆転です。
20180809-DSC_2235
2018/08/09 18:21:04.51

20180809-DSC_2236
2018/08/09 18:21:04.59

20180809-DSC_2237
2018/08/09 18:21:04.68

20180809-DSC_2238
2018/08/09 18:21:04.76

 βが、αを追い続けます。
20180809-DSC_2239
2018/08/09 18:21:04.85


まずはαとβが回転飛翔。
その後、追飛に移行。
αがβを追います。
そしてある所でまた、回転飛翔。
そしてまた、追飛に移行。
そしてまた回転飛翔。
そして、、、、、、。

このループが続く事があります。
回転飛翔、追飛、回転飛翔、追飛、..........。
そして、面白いことに、
回転飛翔の前後で、鬼と子の逆転が起こることがあります。
今回の連続写真は、それですね。
たぶん回転飛翔の度に、鬼と子の逆転現象が(かなりの確率で)起こっているのではないかと私自身は推測しているのですが、証明出来ません。
本種の追飛を延々と追うのは、ちょっと無理。空間的に追えないですし、カメラの性能の問題もあります。


 占有行動において、一般的には、占有個体が侵入個体を追い払う、という説明がなされることが多いと思われます。
まあ、確かに、はじめは占有個体がスクランブルし、(回転飛翔後)侵入個体を追います。
ところが、追飛行動の最初から終わりまで、αがβを追うのではなく、ある所で、鬼と子の逆転が起こります。
大抵の場合、この逆転は、途中に起こる回転飛翔(今回の場合は、ほんの1回転ですが、勿論もっと回転数が多いこともあると思われます。)を契機に起こるようです。
 
 さて、何故、突然鬼と子の役割が交代するのでしょうか?
闘争であるとすれば、βが反撃に出た、と言えるかもしれません。が、そもそも、蝶が反撃するって、どうするの?
彼らは全く接触してないし、どうやって闘争してるの?
 もし、占有個体(α)が、侵入個体(β)をメスと勘違いして追っているのであれば、ひたすら、追い続けるのではないでしょうか?追われていたβが、何故突然、今度は相手を追い出すのでしょうか?
何らかのスイッチが入れ替わったのでしょうか?では、そのスイッチとは何ぞや?

 回転飛翔、追飛が、ただ単なる ” 縄張り争い ” (βが、αのテリトリーを奪いたい)、であるとすれば、βが、αを追い続ける必要はないと思うのですが。(今回の連続写真、後半はβがαを追っています)
αが逃避モードになった時点で、βがその占有域に居座ればいいのですから。
αが逃避モードになった瞬間に、βはその縄張りを手に入れたことになるはずですから。何故、ご丁寧にβはαを追っていくのでしょうか?
βには、αのテリトリーを奪って、その空間のαになってやろう、という意思(蝶に意思という言葉を使うのはなんですが)はないのではないか?
戻ってくるのは、必ずαですよね?

 αの立場から考えるとどうでしょうか?
大抵の場合、最初の回転飛翔を飛び出す、解消するのは、βではないでしょうか?(確証はないが、そうではないかと私は思っています。)
因みに、回転飛翔の開始から終了までのハイスピードムービーです。


 その後、追飛に移行するわけですが、単純に ” 縄張り争い ” であるのであれば、βが逃避モードになった時点(つまり、最初の回転飛翔が終了した時点)で勝負は決着した訳で(今回の連続写真で言えば#2、3あたり)、次のフェーズ(追飛)に移行する必要はない、訳ですよね?
なんでわざわざαは、逃げるβを追うのか?その必要はないのでは?
(自分の視界から完全に消え去るまで、執拗に追ってやる、でしょうか?)

 であれば、そもそもこの寸劇は、αの行動を見ても、βの行動を見ても、縄張り争いではないのではないか?という結論に至るのではないでしょうか?

 で、何故か、最終的に戻ってくるのは、やっぱり、αな訳です。
つまり、αは、αであり、βは、βである。
交替はない。
つまり、回転飛翔、追飛などの行為は、実は、
縄張り争いではない、という結論に至ります。
ということで、蝶に、テリトリーであるとか、縄張りであるとか、そういう概念を持ってくるのは違うんじゃね?
という事にもなりそうです。

 では、何だ?

 ところで、異種間の追飛の場合、このような鬼と子の逆転現象は起こりうるのでしょうか?
どう思われますか?
もしそれが起こりうるとして、では、それは何を意味するのでしょうか?

次に続きます。
異種間、同種間での飛翔、まだまだ続きます。
独断と偏見による意見、続く予定です。 







  1. 2019/02/02(土) 23:59:00|
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クロヒカゲモドキ回転飛翔 2018-1


 昨年度撮影のクロヒカゲモドキの回転飛翔です。
最初の写真から最後の写真まで、一秒足らずです。

解像、ピント、その他諸々、難がありますが、ご笑覧下さい。
追飛は、次回のエントリーにて掲載予定です。

20180722-DSC_1001
2018/07/22 18:48:00.60

20180722-DSC_1002
2018/07/22 18:48:00.68

20180722-DSC_1003
2018/07/22 18:48:00.77

20180722-DSC_1004
2018/07/22 18:48:00.85

20180722-DSC_1005
2018/07/22 18:48:00.94

20180722-DSC_1006
2018/07/22 18:48:01.04

20180722-DSC_1007
2018/07/22 18:48:01.13

20180722-DSC_1008
2018/07/22 18:48:01.21

20180722-DSC_1009
2018/07/22 18:48:01.30

追飛に移行した模様です
20180722-DSC_1010
2018/07/22 18:48:01.38

20180722-DSC_1011
2018/07/22 18:48:01.47


 いままで、蝶何種か回転飛翔を観察、撮影してきました。

 今回掲載した連続写真では解りにくいですが、本種の回転飛翔(卍巴飛翔)には、ある特徴があります。
例えば、弊ブログにて既に掲載済みの、アカタテハ、ヒオドシチョウ、幾つかのゼフィルス、アオバセセリ、あるいはヒメキマダラヒカゲ、等と、本種とでは、回転飛翔において、ある一点について、決定的に違う事があります。
それは、必ず、下向きの螺旋回転となる、ということ。
本種の回転飛翔が上昇したのは見たことがありません。
もし、クロヒカゲモドキの回転飛翔、上昇するぞ!という例がありましたら、是非、お教え下さい。
もしそういう事例がありましたら、私の勘違いか、私が継続観察している個体群にのみ現れる特徴であるかの、どちらかだと思います。

 私が撮影したことがある種の中で、本種と、近縁種であるクロヒカゲは、回転飛翔が必ず下向きの回転、下降、となるようです。

 なぜ、この二種は、下向きの回転となるのでしょうか?
不思議に思っています。
 理由は?

 考えられる可能性としては2つ(私が思い浮かべた可能性、教えてもらった可能性。)

 1つは、下降するという意思があるわけではないが、結果的に下降してしまう。
回転していると揚力が落ちるので(ほんとかどうかは私は分かりませんが、ある方からその可能性があると示唆されました)、結果的に高度が下がっていく、という説。ひたすら回転していると、揚力が低下して、落ちていく、という事。
なるほど、何となく科学的な説であるように見えます。
では、ベニモンカラスシジミであるとか、キアゲハであるとか、忽ちの内に真上に上昇していく種がありますが(多分そうですよね?私の数少ない観察経験から、そういうイメージを持っています。)、彼らは回転しながらも、揚力を獲得しているほど力強い羽ばたきをしている、という事でしょうか?キアゲハがそんなに力強いとは思えない。いや、キアゲハはそんなに綺麗な回転ではないから、上昇出来るのかも?綺麗に回転しないから、上昇するのか?
クロヒカゲが、揚力を失うほど華奢な飛翔をするとは、感覚的には思えない。どうでしょうか?

 もう一つは、そもそも下降するように飛んでいる(下降しようとしている)のではないか?という説。
私はコレを支持します。
理由は、下の写真を見ていただけると一目瞭然。

 下二枚、下降回転するこの二種の、典型的な回転飛翔時での姿勢の写真です。

彼らは、下向いて飛んでいる様ですが?
下向いてるから、当然下降しますよね?
この態勢、揚力を失ったからでしょうか?

KUROMO150714KAITEN1

kurohikagekaiten-1

 因みに、クロヒカゲモドキの回転飛翔の始まりから終わりまでのハイスピードムービー。
ハイスピードムービーである事をお忘れなく。
このムービーをみると、あきらかに彼らは、下を向いているのではないかと思います。
時々、水平或いは若干上向きにむき直しますが、直ちに、下向きに方向転換しているように思います。
揚力云々、というよりは、意図的に下向きに方向転換した、と私には見えます。


 因みに、卍巴飛翔の代名詞であるゼフィルスの回転飛翔のハイスピードムービー。
下にリンクがあります。
クロヒカゲモドキとハヤシミドリ、回転飛翔の違いがよく判ると思います。
卍巴飛翔は、なぜきらきら輝くのか?http://benisijimi.blog36.fc2.com/blog-entry-146.html

 では、なぜ、この二種は回転飛翔時に、下を向くのか?という新たな疑問が出てきます。
下を向くことが、この二種が回転飛翔を行っている理由と合致するのでしょうか?
圧倒的多数の蝶は、必ずしも下降回転のみではありません。下降回転のみの種と、その他の種では、回転飛翔の目的が違うのでしょうか?
 彼らの追飛を見ると、基本的に彼らは低層(林縁、林内の)にての追飛となるようです。たまに中層に行くこともありますが、基本は低層、しかも広く開けた空間に出ることはなく、どちらかというと暗い空間を嗜好しているように思います。
林縁で目立たないように、こそこそ飛び回っている、と言うイメージですね。
但しスピードやダイナミック感は圧倒的なので、こそこそ、とは言いがたいですが。
 回転飛翔が上昇しないのは、追飛においても上昇をどちらかというと嫌っている、ことと関係しているのでは?
上昇すれば、必然的に明るい所へ出てしまうので、日陰族としてはそれは許せないのかもしれません。

 ではココでもう1つ新たな疑問が発生します。
この二種の親戚であるナミヒカゲチョウは、下降回転か?上昇回転か?
私はナミヒカゲの回転飛翔をまだ追ったことがありません。
想像するに、上昇回転もあるのでは?
その理由は、クロヒカゲモドキ、クロヒカゲの二種に比べて、陽、の性格があるから、です(あくまでもその二種と比べて、の話)。
陽 ナミヒカゲ > クロヒカゲ > クロヒカゲモドキ 陰
のように思っています。
あくまでも推測です。

 もし、ナミヒカゲチョウが上昇回転であったならば、やはり、暗さを嗜好するか否か?が回転飛翔の上昇下降の1つの因子であると推測出来るかもしれません。もちろん、ヒカゲチョウのほうが、揚力を失いにくい飛び方してるんだよ、と言ってもいいですが、その場合は、どの様に飛び方が違うのか、ハイスピードムービー等を撮って、その差異をよく観察しないといけない。
 もし、下降回転であったなら、やっぱりこの三種は親戚だよね?といえますね。(#^.^#)

ほんとの所はどうなんでしょうか?
普通種なので、観察するのは難しくないかと。
撮るのは難しいかも。
クロヒカゲのスピードで上昇されたら、とてもではないが、撮影は無理かも?
クロヒカゲの回転飛翔が撮影出来るのは、下降回転だから、ですね。
ヒカゲチョウのほうが、飛翔スピードは遅いと思っていますが、さて、どうでしょうか?
もしかして、回転の飛翔速度が早いほうが、揚力を失いやすい?







  1. 2019/01/30(水) 23:59:59|
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アオバセセリ回転飛翔 その2

20180510-DSC_9946
2018/05/10 14:14:26.10


 アオバセセリの回転飛翔です。
その1は、http://benisijimi.blog36.fc2.com/blog-entry-720.htmlをご覧下さい。
脚、口吻の状況は、その1(2018年度最高の1秒)のほうが解り易いです。

(写真はクリックで拡大されます。大画面でおもいっきりブラウザーを広げていなければ、もう一回クリックで更に拡大されます。ノイズ、ピント、ブレなどの諸問題も拡大されますが、雰囲気などは分かりやすいです。)




 今回掲載した写真は、バックが林なので、口吻の状況などが解りづらいところが有ります。
大抵はこうなると思います。または、地面。

 約2秒間の出来事です。
下の写真、おそらく空中衝突です。

写真は随時トリミングしています。
20180510-DSC_9947
2018/05/10 14:14:26.20

20180510-DSC_9948
2018/05/10 14:14:27.00

20180510-DSC_9949
2018/05/10 14:14:27.10

20180510-DSC_9950
2018/05/10 14:14:27.20

20180510-DSC_9951
2018/05/10 14:14:27.30

20180510-DSC_9952
2018/05/10 14:14:27.40

20180510-DSC_9953
2018/05/10 14:14:27.50

 下の写真、運良く青空が覗くところに口吻と脚が重なってくれました。
左個体、後脚の長毛が開いています。コレはどういう意味があるのでしょうか?発香鱗みたいな感じ?
20180510-DSC_9954
2018/05/10 14:14:27.60

20180510-DSC_9955
2018/05/10 14:14:27.70

20180510-DSC_9956
2018/05/10 14:14:27.80

20180510-DSC_9957
2018/05/10 14:14:27.90

20180510-DSC_9958
2018/05/10 14:14:28.00


(以下、アオバセセリのみのことでは無く、他種の事例でも話しをしていますので、ご注意をお願いします。)
 写真を見ると明らかなように、口吻をかなり伸展させています。
脚を広げている事もありますが、脚よりむしろ口吻の方が目立ちます。
口吻をのばして何しているんでしょうか?
従来の回転飛翔の見解であれば、テリトリーを争って闘う、という風に説明されることが多いように思いますが、
ベロだして闘ってる?
 回転飛翔を闘争と捉えるのは不自然な感じもします。そもそも他種とも回転飛翔しますので、他種と闘う意義があるのかどうか?追い払っている、とも考えられますが、では、追飛は強い個体が弱い個体を追っているという事になるのでしょうか?良く見ると、出来レースのような?(かなりの確率で占有個体が帰ってくるのでは?)
愛情表現でキスを求めているのかもしれませんね?脚を広げるなんてのは抱きつきたいという感情の表れでしょうか?
実際、二番目の写真ではぶつかってますし。
もし、互いに伸ばしている口吻が実際に触れあったら、どんなことになるんだろうか?テンション上がる?
♪(* ´з)(ε` *)chu♪
逆にお互いに気まずくなるってことはないか?相手がオスだと解って。
そもそも、相手をオスと認識できているのか、メスと間違っているのか?ただ単に反射的に行動しているのみなのか?
アオバセセリのキッス、その瞬間を写し込みたい。コレこそ偶然に期待するしか無いです。
それ撮れたら、蝶の飛翔写真としては、究極の写真となるかも?
\(^o^)/
その時に後脚の長毛が綺麗に扇状に広がり、橙色に輝いていれば申し分ないですね。
理想を言えば四カ所がその様に写って欲しいけれども、一カ所で充分です。
(因みに、写真#9、画面左の個体、二カ所の長毛が撮れています。解像悪く、輝いてないですけれども。)
私的には、真っ紅な残照をバックに翅を広げる四つ眼、の次にランクされるウルトラ飛翔写真となります。
どっちが撮れる確率が高いのだろうか?
0%に限りなく近い?
0じゃ無い、と信じたい。

 いままで、蝶数種の回転飛翔を何回か撮影する機会がありましたが、彼らはかなりのスピードで近接して飛翔しているにもかかわらず、ぶつかる事は少ないようです。お互いにぶつからないように、絶妙なコントロールを行っているように思います。ぶつかっても良さそうなんですが、敢えて、ぶつからずに(接触せずに)近接を飛翔するのみ、というのは何か意味があるのでしょうか?(時々とちってぶつかってしまうこと有り)
ただし、アゲハのある種、あるいはギンイチモンジセセリは、意図的にぶつかる(掴みに行く?)事もあるのでは無いかと。
ハイスピードムービーあります→http://benisijimi.blog36.fc2.com/blog-entry-91.html

 脚や口吻を伸展させるのは、何かを探っていると考えるのが無難な線かとも思います。
では、相手がメスかもしれない、ということで周りを回ったり、追尾したりするのでしょうか?
占有行動中のオスの、メスを獲得する(ひいては自分の遺伝子を残す)ための行動、と言って良いのでしょうか?

 が、いまいち何となく納得できないような、しっくり来ないような。

例えば、占有個体が、飛来してきた相手によって(同種か他種か)、挙動が変わる(追うか、追われるか)ことがある。
http://benisijimi.blog36.fc2.com/blog-entry-725.html
或いは、追飛(追尾)中に、突然αとβが入れ替わることがある(鬼ごっこの、子と鬼が突然入れ替わる。タッチしてないのに)。
などなど。
何らかのスイッチが入れ替わったために役割分担が変わった、とも考えられますが、ではそのスイッチは何?
性的な興奮が早く起こった方が追い、それがないものは追われる。相手が天敵かもしれないから、とりあえず、追われたら逃げるのが無難、かも。 

 どういう理屈で回転飛翔が起こるのか?
さんざん回って、さんざん鬼ごっこをしたとしても、結局の所は、かなりの確率でβが追われる事になるのはなぜか?(私が今まで観察したところによると、結局αが戻ってくることが圧倒的に多いと思います。)
 回転飛翔がどうして延々と続かず、ある所で解消されるのか?
解消される切っ掛けは何か?
そして、追飛のゴールは何か?
相手をメスと思って追っているのであれば、延々と追飛が続く筈では?(体力、気力の限界まで)
逃げているのがオスであれば、もしくはその気のないメスであれば、願いが叶うはずは無い訳で(大抵の場合は、相手はこの2つ。特に前者の事が多い)、さて、どこで諦めるのか?相手がメスではない、と何処かの時点で認識できて諦めるのか?諦めるとして、その切っ掛けはなにか?疲れたから?自分のテリトリーから離れてしまったから?

 それと、近いうちに掲載予定ですが、もし相手をメスと思って追っかけているのであれば、相手(β)がもし着地したら(この事例の撮影チャンスを待っていました!)、絶対に隣に着地しますよね?ラッキー、交尾できるぞ!というモードになるのではないでしょうか?
βが着地、或いは他個体と絡み始めたら(他個体にも追われ始めたら)、あっさりαは追飛を止めて帰って行った、という事例(ほんとにそうかは絶対的な自信は無いが、たぶん、と思われる事例)を、いずれ連続写真にて掲載予定です。
なんでそうなるの?

 なんで彼らは回る?追っかける?逃げる?
それが知りたくて、自分なりに納得したくて、カメラで追っています。
いつになることやら。

2018/05/10 広島県にて撮影 アオバセセリ


 追記;本文中、四つ眼、という言葉が出てきましたので、次回はその種の回転飛翔、追飛を掲載予定です。
四つ眼では無かったのが残念です。








  1. 2019/01/27(日) 23:48:11|
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